プライムプラネットエナジーが理系学生を支援する奨学金制度を2025年も実施

プライムプラネットエナジー、2025年度奨学金の募集

プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社は、2025年度『グリーンバッテリー奨学金』の募集を開始することを発表しました。この奨学金制度は、理系を専攻する大学3年生および大学院1年生を対象とし、学業に専念できる環境を整えることを目的としています。2025年度は20名の奨学生を選出し、各々に年間60万円を給付する計画です。

昨年度の2024年度には新たに設けられたこの制度に、全国から約70名が応募し、23名が選ばれました。奨学金を受け取る学生は、プライムプラネットの従業員との交流会や職場見学を通じて、ものづくりや蓄電池業界の魅力を体感する機会も与えられます。このような取り組みを通じて、彼らの社会人としてのキャリア形成をサポートします。

持続可能な社会へのビジョン

当社は「かけがえのない地球クリーンで豊かな社会を未来へ。」というビジョンの下、持続可能な社会の実現に向けた事業活動を推進しています。この目標を達成するためには、多様な視点や専門知識を持つ人材が不可欠です。奨学金を通じて育成される未来のリーダーたちが、蓄電池やエネルギー分野への理解を深め、次世代を担う存在へと成長することを後押ししています。

蓄電池技術は、日本政府が掲げるカーボンニュートラル実現への重要な要素とされています。そのため、2030年までに3万人の人材育成を目指す取り組みが進められています。蓄電池に関連する職業では、材料開発や製造プロセス、デザイン、制御など、幅広い専門知識が求められます。これに伴い、化学、機械、電気電子、情報工学など多様な分野からの人材が必要になってきています。

現在の人材育成の取り組み

当社も、一般社団法人電池サプライチェーン協議会（BASC）を通じて、人材育成に向けた様々な活動に参加しています。「関西蓄電池人材育成等コンソーシアム」や、早稲田大学との協力講座「電池工学概論」など、教育機関との連携を強化し、実務に役立つカリキュラムを提供しています。これにより、蓄電池産業の国際競争力を高めることを目指しています。