ジゴワッツとMHHの提携
2025-03-03 14:24:22

ジゴワッツとベトナムMHHがEV充電市場を変革する提携を発表

ジゴワッツとMHHの提携でEV充電インフラ革命



株式会社ジゴワッツ(東京中央区)は、2025年2月24日にベトナムのMai Hoa Holdings Co.,Ltd(MHH)との間で戦略的パートナーシップを締結しました。この提携は、ベトナム国内における電気自動車(EV)充電インフラの開発・展開を図るものであり、EV普及を加速することを目的としています。

ベトナムのEV市場の現状



近年、ベトナム政府は2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向け、EVの普及を強力に推進しています。予測によると、2024年にはEV新車の販売台数が約87,000台に達し、国内自動車市場の15%以上を占める見込みです。政府はさらに2035年までに累計280万台のEV導入を目指していますが、その一方で充電インフラは十分とは言えない状況です。

都市部には約15万ポートの充電ポイントが存在しますが、大半が経路充電のため、基礎充電や目的地充電の設備は依然として不足しています。こうした状況を受けて、ベトナム政府はEV充電ステーション向けの電力料金の補助制度を積極的に進めています。

本提携の目的と展望



ジゴワッツとMHHは、この提携を通じて、戦略的にEV充電インフラの整備を進め、EV市場の成長を支援する計画です。

ジゴワッツの役割



  • - EV充電器の開発・提供
ジゴワッツは、ベトナム市場のニーズに合わせたAC充電器(普通充電器)の開発と提供を行い、現地のEVユーザーに優れた充電環境を提供します。

  • - エネルギーマネジメント技術の導入
充電インフラの効率的な運用を図るエネルギーマネジメントシステム(EMS)を導入し、ベトナムの電力負荷の最適化を目指します。

  • - 課金・管理システム「PIYO CHARGE」の展開
EV充電の課金・管理を一元化する「PIYO CHARGE」をベースに、現地向けにカスタマイズし、EVユーザーの利便性向上に貢献します。

MHHの役割



  • - ベトナム国内での充電ステーション展開
MHHは、ジゴワッツの技術を活用し、商業施設や公共施設、集合住宅などに充電ステーションを展開します。

  • - 現地インフラとの統合
ベトナムのエネルギー業者や自治体と協力し、充電インフラの拡充を進めることを目指します。

社会的インパクトと今後の展望



本提携によって、EVユーザーの充電利便性が向上することはもちろん、充電インフラ市場の標準化・効率化が期待されます。また、ジゴワッツのエネルギーマネジメント技術が活用されることで、運用効率が劇的に改善されるでしょう。

さらに、このパートナーシップは、ベトナム政府のEV普及目標をサポートし、持続可能な社会の実現に向けて寄与することが期待されます。

ジゴワッツとMHHは、2025年内にベトナムでのEV充電器設置を開始し、現地ニーズに応じた新技術の導入やインフラの柔軟な展開を進めていきます。この取り組みにより、ジゴワッツはベトナム市場への本格参入を果たし、世界市場におけるEV充電インフラのリーディングカンパニーとしての地位を確立していく意向です。

ジゴワッツのブランド力



ジゴワッツは、日本で最小のEV充電器「Ella」を発売し、一般財団法人日本自動車研究所からも「JARI認証」を取得している数少ない企業の一つです。EV充電事業者への充電器提供だけでなく、様々なEV充電関連のシステム開発にも取り組んでおり、国内外でのEV充電インフラの発展に寄与し続けています。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: ジゴワッツ EV充電インフラ MHH

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。