文豪宮沢賢治の作品に彩られた星空のクラシックコンサート

宮沢賢治と共鳴する星降る夜のクラシックコンサート

2025年4月12日から6月1日まで、コニカミノルタプラネタリアTOKYOにて特別な公演『Planetarium Concert -宮沢賢治と星降る夜のクラシック-』が開催されます。このコンサートは、文豪であり clas\sic愛好家でもあった宮沢賢治の作品にちなんだ名曲を、弦楽四重奏の生演奏でお届けするユニークな体験です。

宮沢賢治とクラシックのコラボレーション

本公演では、宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』に登場する【ドヴォルザークの交響曲第9番《新世界より》第2楽章】や、詩集『春と修羅』に織り込まれる【ベートーヴェンの交響曲第5番《運命》第1楽章】など、誰もが耳にしたことのある名曲が演奏されます。これらの楽曲が持つ幻想的なメッセージは、星空の演出との相乗効果により、新たな感動を生むことでしょう。特に、宮沢賢治が自身の手で創作した「星めぐりの歌」を含む特別なセットリストは、聴衆を深い宇宙の旅へと誘います。

弦楽四重奏での非日常体験

本コンサートの魅力の一つは、KokonQuartetによる特別な弦楽四重奏です。通常の弦楽四重奏と異なり、コントラバスを取り入れることで、より広い音域をカバーし、伴奏としても深みを持たせています。このアレンジにより、ピアノ曲やオーケストラの名曲が新しい姿で表現され、心に響く音楽体験をもたらします。

コンサートは、観客が星空の中での生演奏を堪能することができる、特別な空間で行われます。約50分の公演時間には、計10曲が演奏され、その中にはモーツァルトの『フィガロの結婚』やシューマンの『トロイメライ』、ショパンの『ノクターン第2番』なども含まれています。これらの楽曲が、プラネタリウムの温かみある空間でどう響き合うのか、楽しみでなりません。