未来を担う高校生たちが真剣勝負！スポGOMI甲子園2025島根県大会の熱い戦い

スポGOMI甲子園2025 島根県大会：高校生たちの熱戦

2025年7月5日、晴天の中、出雲市多伎町のキララビーチで『スポGOMI甲子園2025 島根県大会』が開催されました。今回の大会には、19チーム59人以上の高校生たちが集結し、限られた時間内にどれだけのごみを拾い集められるかを競い合うというルールです。ごみの質と量をポイントに換算し、最も高い得点を得たチームが優勝となります。

スポGOMI甲子園とは

スポGOMI甲子園は、環境問題に対する意識を高めることを目的としたイベントです。毎年全国各地で開催されるこの大会は、参加者が楽しみながらごみ拾いを行うことで、清掃活動の重要性を広めています。特に海洋ごみの問題が深刻化する中、開催する意義は大きく、地域の高校生たちが協力して環境保全に向かう姿勢は、今後の未来を築くための貴重な経験です。

高校生たちの挑戦と熱き思い

この日のキララビーチは、真夏の陽射しが降り注ぎ、海風が吹き荒れる中、参加者たちはユニフォーム姿でそれぞれの作戦を駆使してごみ拾いを開始しました。開星高校の「TEAM BOSS」は、ポイントが高いごみを集める作戦を立てて、広範囲を歩くことで勝利を狙いました。彼らの努力が結実し、最終的に拾ったごみは11.94kgに達しました。これにより、1752ポイントを獲得し、3年連続の優勝を果たしました。

新たな試み：オリジナルアイテム

さらに見逃せないのは、各チームが自作したオリジナルのごみ拾い道具です。今回は12チームがオリジナルアイテムを用意し、参加しました。出雲西高校では、出場した8チームがそれぞれ個性的な道具を制作、デコレーションされた背負子や、廃棄物を利用した移動式のアイテムが印象的でした。特に、出雲西高校の「キムチたい焼き」がオリジナルアイテム賞に輝くなど、創意工夫が光る試みがありました。

ごみ拾いの意義と感想

4年連続優勝を果たした「TEAM BOSS」のメンバーは、ペットボトルなどを多く拾って得た経験を生かし、これからも地域の清掃活動に取り組む意欲を語りました。他の参加者たちからも「ごみ拾いの楽しさを知った」「後輩にこの活動を引き継ぎたい」との声が相次ぎ、世代を超えて環境を守る意識が育まれていることが感じられました。

大会の成果

総合的に見れば、全チームが集めたごみの合計は84.56kgに達しました。キララビーチは一見すると美しい砂浜に見えますが、掘り起こすと多くのごみが潜んでいることを知った参加者たちは、その重要性をリアルに実感したことでしょう。

この大会が示すのは、ただの競技ではなく、高校生たちが地域の環境問題に関心を持ち、それに向かって行動する姿勢の重要さです。これからも彼らの活動が続き、未来の世代にもつながっていくことを願います。