フィジー音楽プロジェクト
2025-10-24 08:34:09

フィジーの子どもたちに音楽の夢を贈る鍵盤ハーモニカプロジェクト

フィジーの子どもたちに届けた音楽の種



フィジー共和国で行われた音楽教育プロジェクトの一環として、認定NPO法人グッドライフが200本の鍵盤ハーモニカを寄付するイベントが開催されました。このプロジェクトは、音楽教育の創設を目的に、ラウトカ市の教育委員会と協力し進められました。

プロジェクトの背景



この活動は、同志社大学3年生の稲山茉佑さんを中心に進められ、彼女がフィジーの子どもたちに音楽教育を届けるために、「Field Music Academy」を設立したことから始まりました。2024年秋に、稲山さんからの相談を受け、グッドライフが100本の鍵盤ハーモニカを寄贈。現地での授業において、楽器の使い方や演奏の楽しさを学んでもらいました。現地の反響が予想以上であったため、さらに100本の追加寄付を行うことが決まり、フィジーに渡航。

フィジー視察の詳細



2025年10月12日から14日にかけて、プロジェクトメンバーと共にフィジーの複数の学校を訪問しました。視察には、稲山さん、鍵盤ハーモニカLABO代表の妹尾美穂さん、お笑い芸人の滝沢秀一さんが参加。その間、音楽授業の体験授業やコンサートを実施し、子どもたちに鍵盤ハーモニカの魅力を伝えました。特に、Vitogo村やAmichandra Primary School、Ahmadiyya Primary Schoolなどでの活動が印象深いものでした。

体験授業とコンサート



体験授業では、初心者向けに鍵盤ハーモニカを使った簡単な曲の演奏を実施しました。子どもたちは新しい楽器に興味津々で、歓声とともにクラスに笑顔が広がっていきました。コンサートでは、プロの演奏を通じて、鍵盤ハーモニカの可能性や音色の美しさを存分に感じてもらう機会となりました。特に印象的だったのは、LSSE(Lautoka School for Special Education)での演奏会で、障がいを持つ子どもたちの反応がとても温かいものでした。

メンバーの活動と役割



稲山さんをリーダーに、妹尾さんと滝沢さんがそれぞれの専門性を活かし、プロジェクトを支援しました。

  • - 稲山茉佑: フィジーでの学校視察や交渉を担当し、全体のスケジュール調整を行いました。彼女は音楽教育に情熱を注ぎ、子どもたちに新たな学びの場を提供しています。
  • - 妹尾美穂: 鍵盤ハーモニカの音色と可能性を広めるため、体験授業を通じて生徒や教師に意欲を持たせる活動を行いました。
  • - 滝沢秀一: 環境問題への関心を持ち、フィジーのごみ問題についても視察を行いながら、鍵盤ハーモニカのリユース活動を推進しました。

プロジェクトの意義



このプロジェクトは単なる楽器の寄付に留まらず、現地の音楽教育を根付かせる取り組みです。子どもたちが音楽を通じて交流し、楽しむことができるよう、また日本での鍵盤ハーモニカを集める活動の拡大へも繋がるように、メンバーは手を取り合い進んでいます。音楽を通じた国際共力は、フィジーの未来を照らす明るい光となるでしょう。

この活動は、NPO法人グッドライフが目指す「寄付の見える化」を体現する素晴らしい事例であり、他の地域にも広がることを願っています。


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