ピティナ特級ファイナリスト決定!
2025年8月19日、東京都内で行われた第49回ピティナ・ピアノコンペティション特級セミファイナルにて、いよいよ次回の特級ファイナリストが決まりました。この特級は一般社団法人全日本ピアノ指導者協会が主催する最も権威あるピアノコンクールの一つであり、世界中の才能あるピアニストが集う舞台です。特級に出場することは、国内外のコンクールで成功を収めるための大きなステップとなります。
30000人以上が参加するこの大会から選ばれた4名は、サントリーホールにて行われるファイナル進出を果たします。彼らの名前は、加藤皓介、高見真智人、津野絢音、そして稲沢朋華の4名。ファイナルは、オーケストラとの共演も含まれた豪華なプログラムが予定されており、その指揮を大井剛史氏が担当します。
特級ファイナリストの紹介
2025年度のファイナリストは、以下の通りです。
- - 加藤皓介(東京出身、桐朋学園大学1年)
- - 高見真智人(名古屋出身、東京音楽大学大学院1年)
- - 津野絢音(新宿出身、東京音楽大学4年)
- - 稲沢朋華(香川出身、桐朋学園大学4年)
彼らは、セミファイナルのステージで、室内楽課題や新曲課題を含む約1時間のリサイタルプログラムに挑みました。そのパフォーマンスは観客の心をつかむもので、緊張感漂う中での演奏は、観るものを魅了しました。
選考過程の厳格さ
2025年度は、115名のエントリー者の中から厳しい選考を経て、セミファイナリスト6名が選び出されました。7月には予選が行われ、二次予選では25名から11名、そして三次予選でセミファイナリスト6名が確定。その後のセミファイナルにおいて、得た経験が彼らをファイナルへと導きました。
聴衆の支援が重要
ピティナ特級では、演奏者にとって重要なのは、聴衆からの評価です。従来の「聴衆賞」に加え、オンライン投票による「オンライン聴衆賞」も設けられ、コロナ禍では特にこの形態が注目されています。ライブ配信での視聴者投票は、演奏者に感謝の声として届けられ、その影響力を高めています。
また、クラウドファンディングを通じて、入賞者を全国へ派遣するための費用も集められており、地域コミュニティと音楽のつながりを深める活動も行われています。
賞金に関する情報
ファイナルに向けて、賞金総額は270万円にほか、聴衆賞として225万円、オンライン投票による聴衆賞には69万円~115万円が用意されています。これらの賞金は、次世代の音楽家を支える大きな力になるでしょう。
結論
特級のファイナリストたちがサントリーホールでのファイナルに挑む姿は、次世代のピアニストたちにとっての大きな目標であり、ファンや業界関係者にも注目を集めています。音楽の神聖な舞台で、彼らはどのようなパフォーマンスで私たちを驚かせてくれるのか、期待が高まります。ファイナルは、8月22日(金)の予定ですので、ぜひご注目ください。