10周年記念公演
2025-05-09 13:26:28
ミュージカル『Play a Life』10周年記念公演の稽古場取材レポート
美しいハーモニーが魅せる10周年記念公演
2025年5月16日(金)から、劇団TipTapの代表作であるミュージカル『Play a Life』の10周年記念公演が上演されます。この公演では、過去10年にわたる作品の魅力や思い出を振り返りながら、初演キャストの特別公演や記念コンサート、日替わりのキャストによる上演が予定されています。
公演の経緯と感動の数々
『Play a Life』は、2015年に小さな劇場で初演されて以来、再演や地方公演を重ね、テレビドラマ化されたり、本格ミュージカルドラマとして放送されたりと、多くの人々の心を掴んできました。今回の10周年公演は、その集大成とも言える特別なイベントであり、観客に感動と新たなメッセージを届けることを目指しています。
特に、5月7日に行われた稽古場取材会では、作・演出を手掛ける上田一豪氏や、作曲・音楽監督を担当する小澤時史氏、そして主要キャストの矢崎広、妃海風、黒川桃花の熱いメッセージが印象的でした。どのキャストも、今回の公演への意気込みを語り、観客との一体感や新たな体験に期待を寄せていました。
キャストの意気込み
夫役の矢崎広は、稽古が進む中でも自身と全体の成長を感じているとし、「劇場でお客さまを迎える瞬間が楽しみ」とコメントしました。その言葉には、10年の歴史を経た作品に対する誇りと、今尚新たな挑戦を続ける姿勢が表れていました。
妻役の妃海風も、「この作品は優しさに満ちた宝物のような存在」と称賛し、80分間の上演がまるで浄化されるような感覚を味わえると語りました。作品の温かさを感じながら役を演じられることは、彼女にとって大きな喜びのようです。
また、実習生役の黒川桃花は、劇団が紡いできた10年間の物語を感じながら稽古に励んでいることを明かしました。彼女は、「お二人を見て、たくさんのことを学びたい」と気持ちを新たにしており、共演者の存在が自らの成長を促していることを強調しました。
音楽への期待
音楽監督の小澤時史氏は、10周年という節目に相応しい新たな感覚を求めていると語り、観客に対して「初演の感覚を大切にしつつ、自分たちのスタイルで演じてほしい」と期待を寄せています。彼にとって、音楽が持つ力が作品に新たな感動をもたらす重要な要素であることは明らかです。
演出と観客の体験
演出の上田氏は、キャストが変わることで作品もまた変化することを強調し、新しい風を感じながらも、団体としての思いが詰まった公演が実現するとの意気込みを見せました。彼の言葉には、観客に喜ばれる体験を創造することへの強い情熱が込められています。
特別公演の詳細
今回の10周年記念公演では、3つの特別なイベントが用意されています。
1. 初演キャスト特別公演
5月16日、17日には初演キャストが再集結し、記念トークショーを交えた特別公演が行われます。こちらは席数限定のため、早めのチケット購入が推奨されます。
2. 10周年記念特別コンサート
5月18日、19日には、過去の名曲と共に新たな作品が披露される特別コンサートが行われます。
3. 10周年記念キャスト公演
5月21日から23日には、矢崎、妃海、黒川らによる新しいキャストでの公演が実施され、観客に新たな物語を提供します。
まとめ
「Play a Life」は、ただのミュージカルではなく、時間を超えて人々に温かさを伝える作品です。この10周年記念公演が、過去の思い出だけでなく、未来への新たな展望も提供してくれることを期待しています。開幕を心待ちにし、劇場での感動を直接感じてみていただきたいです。