スポGOMI甲子園2025 宮城県大会が熱戦の中で開催!
2025年10月19日、仙台市のあすと長町杜の広場公園で、スポGOMI甲子園2025 宮城県大会が行われました。この大会には、宮城県内の高校生たちが参加し、3人1組のチームに分かれて街のごみを拾う競技が展開されました。参加者は15歳から18歳の高校生で全17チーム、合計51名がエリア内でごみを収集。今回は52kg以上のごみが集まり、環境への意識向上が期待される活動が行われました。
優勝した「茶畑ビッグ侍」とその活躍
今回の宮城県大会では、仙台第一高校の「茶畑ビッグ侍」チームが圧巻のパフォーマンスを見せました。彼らは拾ったごみの総量で17.61kg、そしてポイントでも1,339ポイントを獲得。準優勝のチームとの差は575.5ポイントもあり、見事に三連覇を達成しました。この活躍は、11月30日(日)に東京で行われる全国大会でのさらなる好成績を予感させるものです。
ごみを拾う意義と参加者の感想
スポGOMI甲子園は、単なるごみ拾いではなく、環境問題に対する関心を高める大切な機会でもあります。「茶畑ビッグ侍」チームのメンバーは「昨年も参加して、あちこちにごみが落ちているのを見て驚きました。1年経っても新たにごみが落ちているのを見て少し悲しい気持ちになりましたが、大会を通じてごみが減ることに期待しています」と語りました。彼らの言葉に、環境への配慮が内面から生まれていることが伝わります。
競技エリアとごみの種類
大会が行われたエリアは仙台市の中心に近く、飲食店も多く立ち並ぶ場所。しかし、海洋ごみ問題を意識した場合、この地域は「山」に近く、海とは思えないイメージもあるかもしれません。それでも「海洋ごみの8割は私たちのまちから流れ出ている」という現実と向き合う中、参加者たちは実際に拾ったごみが地域の環境に大きな影響を与えることを理解しました。
全国大会への期待と意気込み
仙台第一高校は、このままの勢いを保ち、全国大会でも輝きを放つことが期待されています。今回の大会での経験を生かし、全国大会での優勝を目指す彼らの姿は、多くの高校生にインスピレーションを与えています。11月の全国大会では、野心を持った各県代表が集い、「高校生スポーツごみ拾い日本一」という名誉をかけて競います。
スポGOMIとは
スポGOMIとは、一般財団法人日本財団の助成を受けて行われている活動で、ごみ拾いをスポーツとして捉え、楽しみながら環境問題に取り組む事を目的としています。この活動に参加することで、若い世代がリサイクルを意識し、地域をよりクリーンにしていくための習慣を身に付けることができます。日本財団が支援するこの活動は、今後も続けられ、多くの若者たちが未来の地球を守るために動きを共にしていくことが期待されます。
次回のスポGOMI甲子園全国大会での活躍にも目が離せません。