矢井田 瞳が大阪で迎えたデビュー25周年感謝ライブの模様
2023年8月16日、大阪・サンケイホールブリーゼでシンガーソングライターの矢井田 瞳がデビュー25周年を記念する特別なライブを開催しました。この日は彼女にとって感慨深い日であり、地元大阪でファンに「ありがとう」を伝えるための一夜となりました。
この公演は、今年1月から約8か月にわたり続いた「矢井田 瞳 弾き語りツアー」のフィナーレにあたります。今回はファンによるリクエストライブ形式で行われ、事前に集められたリクエスト曲からセットリストが組まれました。前の公演が東京で行われた後、いよいよ大阪でのフィナーレを迎えた彼女は、特別な思いを胸に会場へと足を運びました。
ライブのスタートは、バンドメンバーが西川 進(ギター)、鶴谷 崇(キーボード)、FIRE(ベース)、水野 雅昭(ドラム)、田辺 晋一(パーカッション)と共に登場し、観客を盛り上げるアレンジが施された「Buzzstyle」が披露されました。同時に、ネオンイエローの衣装を身にまとったヤイコが現れると、会場は一瞬にして熱気に包まれます。
ヤイコは「今日は本当に楽しみにしてきました!最高の時間を一緒に作りたいです」と笑顔で観客に語りかけます。続いて演奏された「アンダンテ」では軽快なドラムが印象的で、ヤイコはパフォーマンス中にエネルギーがみなぎっていました。
次にアコースティックギターを手にしたヤイコは、観客から事前に寄せられたリクエスト曲を歌い上げます。「Ring my bell」や「How?」など、彼女の音楽キャリアの始まりを辿る大切な楽曲たちは、多くのファンとの思い出を呼び起こし、感動の一体感を生み出します。
「初恋」や「Over The Distance」など、それぞれの曲に込められたエピソードが語られる中、彼女の音楽に影響を受けたファンの人生を垣間見ることができました。曲調の変化を楽しみながら、観客もヤイコのパフォーマンスに引き込まれていきます。
この日、ヤイコにとって特に思い入れの深い楽曲「アイノロイ」も演奏されました。これはテレビドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』の主題歌であり、彼女にとって新たな挑戦として受け止められている楽曲です。その後も、「会いたい人」や「月のなみだ」を挟みながら、一部のリクエスト曲が彼女の多様な音楽的背景を示しました。
最後の方に差し掛かると、バンドサウンドの力強さを感じさせる「MOON」や、情熱を感じさせる「馬と人参」など、盛り上がりの頂点を迎えます。観客も手を挙げ、最高の音楽体験を共に味わった瞬間、ヤイコは「こんなに楽しいと思わなかったよ、ありがとう!」と応じます。
アンコールでは、約3年ぶりのアルバム『DOORS』から、新曲「嘘」や「Heaven」が披露され、さらなる盛り上がりを見せました。矢井田 瞳の過去、現在、未来を感じさせる楽しい2時間半のライブは、まさに彼女にとっての新たな出発点となったに違いありません。
今後も矢井田 瞳は、音楽の世界で更なる挑戦を続ける予定です。次のアルバムリリースや映像作品の発表が待ち遠しいですね。次回のアニバーサリー企画にも、ぜひご期待ください!