エンバリオが「エンバリオ CARES」を発表
高機能樹脂材料のリーダーであるエンバリオが、サステナビリティ強化の一環として新しいプログラム「エンバリオ CARES」を発表しました。このプログラムは、エンジニアリング材料業界における持続可能な変革を推進するために設計されており、企業全体が目指すべき理念と道筋を明らかにしています。エンバリオは「エンバリオ CARES」を通じて持続可能性の実現を目指し、全てのステークホルダーおよび社会全体に貢献することを核心に置いています。
サステナビリティの三本柱:低炭素・持続可能な資源・社会的責任
「エンバリオ CARES」は、
低炭素、
持続可能な資源、
社会的責任の3つの柱から成り立っています。これにより同社は、持続可能性の移行をサポートし、信頼を築き上げることを目指します。
1. 低炭素への挑戦
エンバリオの取り組みの一環として、温室効果ガス(GHG)排出目標が見直され、2024年に基準を更新しました。具体的には、2016年から2024年までの間にScope 1および2の排出を65%削減しており、これを踏まえて2030年までにさらに35%の削減を目指しています。この目標に向けては、100%再生可能エネルギーからの電力調達を目指すほか、現場での排出削減エリアを特定し、低炭素熱源への移行を進めます。これにより、2030年以降に向けた脱炭素化ロードマップも策定され、国際的な気候目標に合致する計画が進行中です。
2. 持続可能な資源の最適活用
持続可能な資源の柱では、原材料を効率的に使用し、環境への影響を減少させることに重点が置かれています。エンバリオは、2025年に開催される国際プラスチック・ゴム産業展「K 2025」に出展予定で、そこで最新の持続可能なイノベーションを披露します。この展示では、電気および電子用途の持続可能な代替品などが紹介される予定です。
3. 社会的責任を重視したプログラム
エンバリオは、人々の安全と福祉を確保するため、地域社会での社会的イニシアチブも支援しています。同社はICCA Responsible Care® Global Charterに参画し、化学物質の責任ある管理を推進することで、持続可能な成長を実現しています。また、2024年からは国連グローバルコンパクト(UNGC)にも署名し、より高い透明性をもって持続可能性の進捗を示すことを目指しています。
企業の未来展望とコミットメント
エンバリオのCEO、カラム・マクリーン氏は、「私たちの持続可能性へのコミットメントは、単なる戦略の一部ではなく、企業のアイデンティティそのものです」と述べています。持続的な未来を目指し、様々な取り組みを通じてお客様や社会と協力し続ける姿勢が強調されています。
また、エンバリオは2023年9月に、持続可能性に関する初の報告書を発表予定で、これまでの進捗を明確にし、次のステップへとつなげる考えです。
まとめ
エンバリオは、今後も持続可能性に向けた挑戦を続け、全てのステークホルダーとの関係を深めつつ、革新と成長を促進する企業であり続けることを掲げています。「エンバリオ CARES」の全貌と同社の今後の展開は、持続可能な未来を共に築く一歩となるでしょう。