新宿で歌舞伎の名作『獨道中五十三驛』を体感しよう！

歌舞伎町の新たな名演、2026年『獨道中五十三驛』上演決定！

新宿に位置するTHEATER MILANO-Zaで、2026年5月に歌舞伎町大歌舞伎の『獨道中五十三驛』の上演が決まり、話題を呼んでいます。この作品は、三代猿之助四十八撰の一つであり、歌舞伎ファンには見逃せない名作となっています。

歴史ある名作の復活

『獨道中五十三驛』は、1827年に初めて上演され、四世鶴屋南北によって作られました。本作は、当時の人気小説『東海道中膝栗毛』からインスピレーションを受けているものの、物語は逆方向、京都から江戸を目指す形で展開されます。この作品は長らく上演が行われていなかったものの、1981年に三代目市川猿之助によって復活され、以降は澤瀉屋の代表的な演目として多くのファンに愛されてきました。

感動の演技と迫力の舞台

今回の公演では、市川中車とその息子である市川團子が共演します。市川中車は、映像作品でも幅広く活躍する人気俳優であり、澤瀉屋の伝統を守りつつも新たな挑戦を続けています。一方、市川團子もスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』などで輝かしい初舞台を飾り、歌舞伎界の期待の星とされています。

彼らによって描かれる本演目は、宙乗りや早替りといったエンターテインメント要素が盛り込まれた、躍動感あふれる内容です。新宿という都会の真ん中で、伝統ある歌舞伎を新たな形で楽しむことができる機会は、この公演ならではのお楽しみです。