湘南ベルマーレフットサルクラブとペアチルの連携協定
神奈川県茅ヶ崎市に本拠地を持つ一般社団法人ペアチルが、株式会社湘南ベルマーレフットサルクラブと連携し、ひとり親家庭の子どもたちを支援するための新たなプロジェクト「フットサル de チェンジ」を開始しました。このプロジェクトは、フットサルを通じて多くの子どもたちにスポーツの楽しさや仲間と過ごす喜びを提供し、彼らの成長を支えることを目的としています。
プロジェクトの背景
神奈川県内には約45,000世帯以上のひとり親世帯が存在し、その多くが経済的な制約や時間的な問題に直面しています。ペアチルの運営するコミュニティアプリには、子どもにスポーツをさせたいものの、経済的な理由や送迎の問題で実現できないという声が多く寄せられています。
このような現状を踏まえ、湘南ベルマーレフットサルクラブとペアチルは協力して、フットサルスクールの費用を年間50名のひとり親家庭の子どもたちに80%補助すること、必要なスポーツ用品の提供、送迎サービスを実施します。これにより、子どもたちがスポーツに参加しやすい環境を整えることを目指します。
「フットサル de チェンジ」プログラムの内容
「フットサル de チェンジ」プログラムでは、以下の支援を行います:
1.
フットサルスクール費用の補助:ひとり親家庭の子どもたちに対して、年間50名を対象にフットサルスクール費用の80%を補助します。
2.
スポーツ用品の提供:必要なフットサル用品を提供し、子どもたちが安心してプレーできるようにします。
3.
送迎サービス:通えない距離にある子どもたちのために送迎サービスを提供し、参加のハードルを下げます。
このプログラムは、日本財団の2025年度「公益・福祉募集」助成プログラムにも採択され、さらなる展開が期待されています。
ショーンベルマーレとペアチルの理念
湘南ベルマーレフットサルクラブの代表取締役社長、佐藤伸也氏は「スポーツを通じて機会を提供し、子どもたちの力を引き出す」という活動理念の下、様々な社会課題の解決に取り組んできました。特に、ひとり親家庭の支援の重要性を実感し、ペアチルとの連携により具体的な支援を行えることを喜ばしく感じています。
一方、ペアチルの代表理事である南翔伍氏は自身が母子家庭出身であり、支えてもらった経験から社会に恩返ししたいとの思いを語ります。「私もサッカー少年だったので、子どもたちにもその楽しさを味わって欲しい」と話し、本プロジェクトへの強い意志を示しました。
未来への期待
この取り組みを通じて、ひとり親家庭の子どもたちがフットサルを楽しむことで、自己肯定感を高め、将来への希望を持てるようにサポートしていく計画です。ペアチルと湘南ベルマーレは、ひとり親家庭支援の新たな形を形成し、地域に密着した実績を積み重ねていくことで、自立した社会の実現を進めていきます。
このプロジェクトが実施されることにより、ひとり親家庭の子どもたちに新たな可能性が広がり、地域全体の活性化にもつながることを願っています。スポーツの力で支援を行い、次世代の成長をサポートするこの活動に、ぜひ注目していきましょう。