スシローの日が安心と楽しさを提供する高齢者住宅の新たな試み
株式会社T.S.Iが運営するサービス付き高齢者向け住宅「アンジェス」は、株式会社あきんどスシローと協力し、毎月第3水曜日を「スシローの日」と定め、入居者に喜ばれる昼食時の楽しみを提供しています。この取り組みは、2025年8月で3年目を迎え、入居者の皆様から高い支持を受けています。
取り組みの背景
高齢者に特化した住宅サービスを展開する株式会社T.S.Iは、「愛ある日々のお手伝い」を理念に掲げ、入居者の生活の質を向上させるための施策として、月に一度の寿司提供を決断しました。食事が日々の楽しみであることを考慮し、以下の要件を満たす必要がありました。
- - 高齢者向けに配慮したメニューの開発
- - 昼食時間に対応可能であること
- - アンジェス全35拠点で実施可能であること
これらの条件をクリアするため、スシローとの連携を進めることができました。スシローは全国に店舗を持ち、幅広いネタの提供が可能であったため、自然な流れでこの取り組みが実現しました。
スシローの日の反響
「スシローの日」は、入居者にとって特別な日となっています。「外出しなくても、美味しい寿司を楽しめるのが最高です!」という声が寄せられ、喜ばれる姿が見られます。実際、「透析の後でもスシローが楽しみで頑張れました」と語る80代女性や「寿司屋を営んでいた夫婦なので、美味しいお寿司がここでも味わえて嬉しい」というお声もいただいています。皆さんの笑顔が、私たちの取り組みの励みになっています。
多彩なメニュー
「スシローの日」で提供するお寿司は、8貫握りのセットで、ネタはマグロやサーモン、ウナギ、イクラなど全24種類。さらに、入居者一人ひとりの食事に対する配慮がなされています。提供されるメニューは以下の通りです:
- - 通常メニュー
- - アレルギーに配慮した、エビ・貝・蟹・卵を抜いたメニュー
- - 魚・青魚を抜いたメニュー
- - 生ものを抜いたメニュー
このように、個々の体調や好みに応じた食事を心がけているため、安心して美味しい寿司を楽しんでいただけます。
さらなる取り組み
株式会社T.S.Iの椎葉晴宣さんは、「地元の魚屋や出前寿司にも相談したが、課題が多かった。しかしスシローとの連携を進められたことで、入居者に安全で美味しい食事を提供できる体制が整った」と語ります。今後も、入居者とそのご家族の幸せを考えながら、様々なイベントを企画し、心温まるサービスを提供し続けていく意向を示しています。
スシローとの連携を通じて、アンジェスは「愛ある日々のお手伝い」の理念を実現し、高齢者の皆様に安心と楽しさをお届けしています。日々の生活をより豊かにするための新たな試みとして、「スシローの日」はますます注目を集めそうです。