新しい移動手段、3輪EV「EVデリバリー」が中部国際空港で試験運用を開始
愛知県名古屋市に本社を置く株式会社ブレイズが、中部国際空港セントレアにて3輪電動スクーター「EVデリバリー」の試験運用に参加します。この運用は三菱オートリースや株式会社レンタルのニッケン、中部国際空港株式会社との共同プロジェクトとして実施され、空港内の移動手段としてのEVの可能性を探るものです。
EVデリバリーの実績と特徴
EVデリバリーは、静かで環境に優しい3輪タイプの屋根付き電動デリバリーバイクです。ミニカー登録と原付登録の2タイプが提供され、カラーバリエーションもブラックとホワイトに加え、特別カラーも受け付けています。
このバイクの特筆すべき点は、運転席と荷台が分かれているスイング機構により、カーブでの安定性が保たれていることです。また、荷台と車体が優れた安定性を持ち、重荷もしっかりと運べます。
さらに、100Vの家庭用コンセントから充電可能で、工事なしで導入できるのも大きな魅力。走行音が静かで環境にも配慮されているため、深夜や早朝の配達も安心です。
試験運用の意義
試験運用の目的は、空港関係者に対してEVデリバリーの運転方法や特性を説明し、実際に試乗してもらい、運用を円滑に進めるためのものです。EVデリバリーは、環境負荷の低減と運用コストの削減に貢献する新しい移動手段として期待されています。
2025年6月17日に開催された説明会・試乗会では、関係者がEVデリバリーの特性を実感し、その実用性について意見を交わしました。
価格と購入について
EVデリバリーの価格は、ルーフレスタイプが税込¥599,500、ルーフ装着タイプが税込¥646,800となっており、購入にあたっては諸費用が別途必要です。
まとめ
中部国際空港での3輪EV「EVデリバリー」の試験運用は、今後の環境対応型交通手段の象徴ともなり得る重要な取り組みです。ブレイズの技術がもたらす革新の波は、空港だけでなく、さまざまな業界にも広がることでしょう。さらに詳細な情報は、公式サイトで確認できます。