障害福祉の新たな活躍の場『ライブハウスdeカラオケバトル2025』の魅力

特別なカラオケイベント『ライブハウスdeカラオケバトル2025』

一般社団法人fanfareが主催する『ライブハウスdeカラオケバトル2025』が、2025年11月1日、札幌市のSpace Art Studioにて開催されます。このイベントは、就労支援事業所に通う障害福祉サービスの受給者を対象にしたもので、彼らにとって特別な思い出を作ることを目的としています。

企画はなぜ生まれたのか？

現代では、障がい者の社会参加の機会が増加しています。それに伴い、法定雇用率の引き上げやDE&I（多様性、公平性、包括性）の概念が浸透しています。しかし、支援を受けている一部の利用者は、社会との関わりが薄いと思い込み、自分には価値がないと感じてしまうことも少なくありません。そこで、このイベントは、障害福祉サービスの受給期間をポジティブに捉え、参加者それぞれが感じる「好き」や「得意」を自信とやりがいにつなげることを意図しています。

イベントの特徴

1. 自分の特技を活かすチャンス

カラオケバトルは、参加者が自らの才能や趣味を披露する舞台です。普段はあまり評価されない自分のスキルを、同じ境遇の仲間や審査員から認めてもらうことで、自信を深めることができます。特に審査員は、プロのアーティストとしての経験を持つ方々であり、参加者はそのフィードバックによって、さらなる成長を実感できる機会も得られます。

2. 受給期間を誇りに変える

『ライブハウスdeカラオケバトル2025』は、障害福祉サービスを利用すること自体を人生の一つの誇りと感じる場にしたいとの思いがあります。障害福祉サービスを受給していたからこそ経験できた特別なイベントであり、その思い出は、参加者にとってポジティブな意味を持つものでなければなりません。イベントの名付けである『tale』は、参加者それぞれが自分だけの物語を作り上げるきっかけになればとの願いが込められています。