平和と未来を育むサッカー大会
2025年2月、広島市内で開催された「HiFA 平和祈念 2025 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー大会」は、サッカーを通じて平和のメッセージを発信する特別なイベントとして、多くの注目を集めました。デンマークのスポーツブランド、
hummel(ヒュンメル)がエキップメントパートナーとして参加し、広島県高校選抜U-17の選手たちは特別にデザインされたピースユニフォームを着用。この大会は、広島という場所が持つ歴史的な重みを感じながら、選手たちにとって忘れられない経験となりました。
平和を発信する大会の意義
「HiFA 平和祈念」は、U-15によるピースマッチをメインに、国際ユース、女子、子供のためのサッカーフェスタなど、様々な年代で構成されています。各カテゴリーを通じて、サッカーというスポーツの魅力を広げつつ、広島から平和の尊さを発信することを目的としています。特に2025年度からは、開催時期を2月まで広げることで、平和を伝える活動が時期にとらわれずに行えるようになった点も特徴的です。
ヒュンメルが提供したピースユニフォームは、昨年10月にリリースされたウルトラマンコラボのデザインを基にしており、新たな試みとして国際ユース大会において特別にアレンジされたものです。これに関して、広島県高校選抜U-17の選手、池田選手は「小さい時から憧れだったオレンジ色のユニフォームを着られることが本当に嬉しいです。ここに選ばれたことを誇りに思い、平和を伝えられるようなプレーを心がけたい」と心情を語ります。
平和学習を通じた意識の深化
また、この大会では、サッカーだけでなく平和学習が行われることも特筆すべき点です。広島県サッカー協会の宗政会長は、「強化と共に平和の発信が非常に重要だ」と繰り返し強調しており、昨年2月に発売されたピースマッシュアップユニフォームの売上の一部が県協会に寄付されるなど、積極的にこの理念に携わっています。
大会の2日目には、U-17日本代表とU-17タジキスタン代表が一緒に平和学習を行い、広島平和記念資料館には展示資料の入替のために訪問できなかったものの、平和公園で碑巡りが行われました。そこでは、1945年8月6日に広島で起こった歴史的な出来事について解説があり、選手たちの心に深い影響を与えました。
U-17タジキスタン代表の監督、ダレル・カヨソフ氏は、「広島の歴史を学ぶことができ、選手たちの中に平和への意識が育まれたのではないかと思う」と語っています。広島で行われる国際大会ならではの体験を通じて、選手たちが平和の大切さを再認識し、その思いを未来に繋げることが目指されています。
ヒュンメルのブランド背景
デンマーク発のスポーツブランド、
hummel(ヒュンメル)は1923年に設立され、世界初のスタッド付きフットボールブーツを開発したことで知られています。そのブランド名は、努力を重ねて飛ぶことができるようになったマルハナバチに由来しています。現在、ヒュンメルは「スポーツを通して世界を変える」というビジョンを持ち、独自のブランドストーリーを展開し続けています。広島大会での取り組みは、その理念の一環として素晴らしい例と言えるでしょう。
公式ウェブサイト:
hummel
平和とスポーツが融合したこの大会は、未来を担うアスリートたちにとって貴重な経験となり、その記憶は彼らの心に長く残ることでしょう。