GREEN×EXPO 2027とラグビー界が手を組み持続可能な未来を創る

ラグビー界と環境の未来をつなぐ新たな試み

2025年11月28日、東京の秩父宮ラグビー場で行われた一大イベントが、未来を見据えた重要な試みとして脚光を浴びています。この日、GREEN×EXPO 2027と、日本ラグビーフットボール協会、およびジャパンラグビーリーグワンが、持続可能な社会づくりに向けて包括連携協定を結びました。これは、スポーツを通じて環境意識を高めるための重要なステップです。

包括連携協定の意義

この協定は、自然環境の保全や次世代への教育、広報活動を通じて相互に価値を高めることを目的としています。GREEN×EXPO 2027が目指すテーマ「幸せを創る明日の風景」に沿って、環境問題に対する意識を新しい視点で捉えるきっかけとなるよう設計されています。

具体的な取り組み

協定の中では、具体的な活動内容も明示されています。特に目を引くのは、ラグビー選手や関係者が「We are Blooming」という合言葉のもと、環境アクションをSNSで発信する「Blooming RING Action」プロジェクトです。これは、ラグビーを通して自然とのつながりを強化し、社会全体への啓発を図る取り組みです。

さらに、日本代表戦の試合会場内にGREEN×EXPO 2027の情報ブースを設置し、プロモーション映像を通じて訪問者に環境問題について考える機会を創出します。

未来のためのレガシー

日本ラグビーの象徴である桜を追加し、2026年の100周年に向けた植樹式も計画されています。この「レガシープログラム」により、次世代に対するメッセージをより強く発信することが期待されています。

各代表者の意見

締結式では、各代表者が環境サステナビリティの重要性を強調しました。GREEN×EXPO協会の筒井会長は、気候変動がスポーツ界に与える影響について懸念を示しつつ、スポーツを通じた環境意識の向上に期待を寄せました。

一方、日本ラグビーフットボール協会の土田会長も、ラグビーを通じて環境課題に取り組むことの重要性を語り、未来のための行動が必要であると述べました。ジャパンラグビーリーグワンの東海林専務理事も、スポーツ界と環境サステナビリティの結びつきを強調し、さまざまな活動を通じた目標達成への決意を表明しました。

地域の子供たちへ未来を

プレーヤーとしての立場から、ラグビー元男子日本代表の大野均選手は、子供たちに環境問題への関心を持ってもらうための活動が必要であるとのメッセージを伝えました。また、女子日本代表の山本実選手は、自らが戦う姿や、その背後にある「サクラフィフティーン」の誇りを強調し、環境保護の意義を語りました。

締結式の盛り上がり

晴天の中で行われた締結式には、ラグビーの公式マスコット「レンジー」とGREEN×EXPO 2027の公式キャラクター「トゥンクトゥンク」も登場し、会場を盛り上げました。人々が集まり、夢の実現に向けた新たな一歩を祝いました。

この協定は、ラグビー界が地球環境問題に果敢に立ち向かう姿勢を示すものであり、持続可能な未来への確固たる基盤を築くものとなるでしょう。スポーツと環境保護がどのように結びつくのか、今後の展開から目が離せません。