奈良で新しい観光体験が誕生!
2026年2月と3月、奈良の平城宮跡歴史公園で、今までにない形の観光体験が実現します。それが「エンタビ(R) 平城遷都誘宵記」です。本作は、地元の人々が自らの手で地域の歴史を観光客に伝えることをテーマにした地域共創型のイマーシブシアターです。観光客は単なる観覧者ではなく、物語の一部となり、実際にセリフを発しながら歴史を体験します。
この新しい試みは、観光客の参加と地元文化の融合を目指し、観光とエンタメを融合させた没入型体験を提供しています。2025年12月に行われたオーディションには14人が応募し、そのうち9人が合格しました。その中でも驚くべきことは、応募者の約半数が以前「エンタビ(R)」を観劇した経験のある人たち。観客として楽しんだ方々が、今度は演じる側として地域に関わることを選んでいます。
さらに、来場者向けに実施したアンケートでは、応答者の54%が「このキャストオーディションに参加したい」と回答。これにより、この取り組みが一過性のエンターテインメントにとどまらず、地域に対する関与意欲を引き起こすものだということが示されています。奈良だけではなく、横浜や名古屋からの応募もあり、地域を超えた関心が集まっています。
人々のつながりを生む「エンタビ」
「エンタビ」は、地方観光地の過疎化に歯止めをかけたいという思いから、2020年に実証実験を開始しました。地域の観光施設や資源を舞台にして、地元の人々が自らの伝説や伝承をドラマ化し、観光客がその物語に参加するという独自のスタイルです。このような体験が、観光客の滞在価値を高めると同時に、地域経済の活性化にも寄与することを目指しています。
オーディションを通じて、観光客が演者となるという新たな循環モデルも誕生しつつあります。観光庁の調査によると、地域の住民と交流した観光客は再訪率が約1.7倍に上昇するとされています。
本取り組みは、観客を担い手へと転換することで、地域文化の担い手不足や、観光の通過型消費といった課題に立ち向かう試みであり、奈良での地域活性化につながっています。観光は「観る」ものから「共に創る」ものへと変化しつつあり、奈良女子大学の学生たちとの協働もその一環です。彼らは地域住民と共に排他性をなくし、世代を超えた創造的な活動を展開します。
エンタビ(R)平城遷都誘宵記の詳細
「エンタビ(R) 平城遷都誘宵記」の公演は、2026年2月28日、3月21日、3月22日に平城宮跡歴史公園で行われます。事前申し込みは必要ですが、参加費は無料という嬉しい特典も。観光を体験しながら、地域文化とのかかわりを深める貴重な機会です。
この新しい取り組みを通じて、人々がつながりを持ち、観光がさらに豊かなものになることが期待されます。観光地としての奈良が再び注目を浴びることでしょう。観光体験の新しいかたちとして、ぜひ「エンタビ(R)」を体験してみてください。
お問い合わせ先
興味を持たれた方は、平城宮跡管理センターまでお問い合わせください。参加申し込みは電話または公式サイトから可能です。