年末年始のテレビ視聴調査
株式会社ネオマーケティング(東京都渋谷区)が実施した「年末年始のテレビ視聴」に関する調査では、全国の20〜69歳の男女を対象に、テレビ視聴スタイルの変化や復刻したい番組のニーズが浮き彫りになりました。ここでは、調査から得られた興味深い結果をまとめてお伝えします。
調査の概要
調査は2026年1月8日から1月10日の3日間にわたって行われ、全国1,000名が対象とされました。年末年始はテレビ視聴時間が長くなると一般的に言われている中、視聴方法が変化しているという背景を持つ調査です。
年末年始視聴スタイル
調査の結果、年末年始のテレビ視聴について「見たい番組がある時だけ」視聴する人が82.4%を占めることが明らかになりました。これに対し、「ほぼ一日中見ている」と回答した人はわずか17.6%で、選択的視聴のスタイルが主流であることが伺えます。さらに、視聴デバイスでは「家のテレビ(リアルタイム)」が75.8%と最も多く、録画やスマートフォンでの見逃し配信よりもリアルタイム視聴が好まれる傾向にあります。このように、視聴者は求める番組を意識的に選ぶようになっています。
復刻希望の番組
例年の年末年始に視聴したい番組として、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ」が31.2%と圧倒的な支持を受け、1位に選ばれています。これは世代を超えた番組への郷愁が表れています。また「特に見たい番組はない」と回答した人も44.1%を占めており、視聴者のニーズには二極化が見られます。
多様化する過ごし方
年末年始の過ごし方として最も多いのは「自宅でゆっくり過ごす」65.4%で、次いで「テレビを見る」(45.5%)が続いています。特に20代では「YouTubeなど動画配信サービスを見る」割合が高く、多様な視聴行動が目立っています。一方で、年齢が高くなるにつれ、テレビ視聴の割合は増加しているようです。
同時視聴とSNS利用
興味深いことに、テレビ視聴中に「食事や飲酒をする」人が54.4%となっており、年末年始のテレビは「ながら視聴」が定着していることがわかります。また、約3人に1人がSNSを同時に利用している点も見逃せません。特に女性20代ではSNS利用が75%に達し、テレビを見ながら視聴者同士での感想共有が活発に行われていることがうかがえます。
テレビ視聴の質と不満
調査結果によると、「似たような内容の番組が多い」と感じる人が49.0%と最も多く、視聴者は内容の画一化を懸念しているようです。この他にもCMの長さや放送時間の長さ、出演者の固定化にも不満を持つ人が多く、テレビ業界は視聴者の多様化するニーズに応える必要があります。
まとめ
年末年始の視聴スタイルについての調査結果は、視聴者がますます自分の好みに基づいた選択的視聴を行っていることを示しています。加えて、復刻を望む番組への期待もある一方で、現行のコンテンツに対する不満も浮き彫りになっています。今後のテレビ業界では、このような視聴者のニーズにどう対応するかが鍵となりそうです。