ドイツに拠点設立
2025-09-08 16:38:23

東陽テクニカがドイツに新しい拠点設立、未来のモビリティに挑戦

東陽テクニカ、ドイツに新子会社を設立



株式会社東陽テクニカが、スウェーデンの子会社Rototest International ABを通じて、2025年10月1日付でドイツに新たな拠点「Rototest Deutschland GmbH」を設立することを発表しました。この新しい子会社は、ドイツ・シュトゥットガルト近郊に位置し、技術サポート体制の強化と共に、現地市場における製品の販売や受託試験サービスを提供する予定です。

自動車業界の技術革新に合わせた戦略



近年、自動車業界では電動化や自動運転、先進運転支援システム(ADAS)、コネクテッドカーなどの技術革新が進み、システムの複雑さが増しています。このような状況の中、東陽テクニカは2023年11月、ハブダイナモメーター「ROTOTEST® Energy™」の開発・製造を手がけるRototest社を完全子会社化し、より強力な技術サポートを提供できる体制を整えてきました。

特にドイツは、自動車の主要なメーカーやサプライヤーが集まる重要な市場であり、Rototest Deutschlandは、現地からの直接的な対応を通じて顧客との関係を深め、プレミアムな開発パートナーとしての信頼を築くことを目指しています。さらに、2026年1月にはテストラボも開設し、受託試験サービスを提供する予定です。

目指すべき成長戦略



東陽テクニカは中期経営計画「TY2027」において、先進モビリティビジネスを注力する分野として位置付け、その中で海外市場の拡大も重視しています。Rototestグループは2030年までに受注目標額を35億円に設定しており、その中でRototestドイツには10億円の受注を目指す目標があります。

Rototest社のCEOのコメント



Rototest International ABのCEO、Christian Engströmは、今回の新法人設立に関して、「欧州で最も先進的なモビリティ市場、特にドイツでの存在感を強化することが大変重要です。技術力の高い自動車メーカーにとって、ドイツは戦略的な市場であり、ここでの事業拡大が私たちの成長に大きく寄与すると確信しています」と語っています。

Rototest Deutschlandの概要



  • - 名称: Rototest Deutschland GmbH
  • - 所在地: Alemannenstr. 9, 71296 Heimsheim, Germany
  • - 資本金: 25,000ユーロ(全額Rototest International AB出資)
  • - 事業内容: ハブダイナモメーターの販売・サポート、試験・測定サービス、マーケティング活動
  • - 代表者: 取締役社長Bjorn Sieland
  • - 設立日: 2025年10月1日

社会的責任と未来への挑戦



東陽テクニカは、先端技術のリーディングカンパニーとして、安全で環境に優しい社会を作ることに取り組んでいます。本拠地である東京都中央区から、国内外の市場に向けて最新の計測ソリューションを提供し、持続可能な産業の発展にも寄与する意向です。新設のRototest Deutschlandを通じて、さらなる技術革新とサービス向上が期待され、独自の計測技術を生かした新たな製品の開発にも力を入れていくことでしょう。

Rototest社は、1988年に設立された企業で、ハブダイナモメーター「ROTOTEST® Energy™」をはじめとした革新的な製品を開発しており、自動運転技術の評価にも対応可能です。今後の展開に目が離せない東陽テクニカの動向に注目が集まります。


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