深海洋燈の新たな挑戦『月夜の陵で鬼は哭く』
2025年5月3日から13日の間、東京の多摩センター三角広場内特設テントにて、令和の野外テント演劇集団「深海洋燈」の新作、幻想浪漫譚第2弾『月夜の陵で鬼は哭く』が上演される。この舞台は、長野県鬼無里村に根付く伝説『鬼女紅葉伝説』を独自の視点で解き明かすもので、作品全体にわたって幻想的かつダイナミックな要素を盛り込んでいる。
公演概要
天幕劇場深海洋燈が主催する本公演は、平安時代という特異な時代の物語を舞台に、鬼と人の狭間に潜む真実を描き出す。ストーリーは、時は平安時代、鬼と呼ばれる者たちが裏歴史の中でどう動いていたか、遡った白鳳時代に秘められた遷都計画がどのように現代にも影響を及ぼしているのかを探求する。
鬼女紅葉、彼女の物語が深海洋燈の表現力によって如何に壮大に描かれるのか、その期待が膨らむ。2675年という長い時の流れが、観客を未知の世界へと誘うことでしょう。参加者全員が歴史と幻想の交錯を体感し、新たな発見に満ちた体験が待ち構えている。
チケット情報
チケットは現在カンフェティにて好評発売中で、一般は5,000円、学生は3,500円。全席自由で、整理番号付きの一般席も用意されている。公演期間中、全11回の上演が予定されており、開場は開演の30分前。上演時間は約3時間で、途中には2回の休憩を含む。
深海洋燈の魅力
深海洋燈は、これまでに様々な独創的な作品を世に送り出してきた演劇集団だ。豊かな芸術経験をもつ俳優やクリエイターたちが集まり、通常の劇場の枠を超えた体験を提供することを目指している。それぞれのメンバーは独自の視点を持ち、深淵なる表現世界を作り上げており、多様性に富んだ演技が魅力だ。
団体を率いる申大樹氏は、独特な視点で作品を切り取り、感情豊かでダイナミックな演出に定評がある。また、傳田圭菜さんや小林由尚さんといった多彩な役者陣が、本作でもその個性を発揮し、観客を魅了することが期待される。
終わりに
新たな『紅葉伝説』がどのように今に語り継がれるのか、この幻想的な舞台に是非触れてみてほしい。深海洋燈が織りなす幻想浪漫譚が、あなたの心にどのような感動を与えてくれるのか、期待しながら待ちましょう。全てのデティールに熱い魂が込められたこの公演、一度きりの特別な体験となること間違いなしです。