日本の名曲を支えたベーシストたちの新たな記録
音楽の背後に潜む低音の魅力、その重要性を再認識させてくれる書籍が登場します。それが、リットーミュージックが2025年6月17日に発売する『ニッポンの低音名人 日本ポップスの進化と、それを支えてきた名ベーシストたち』です。本書では、日本のポップスシーンに名を刻んだ14人のベーシストが、その経験と活動を自身の言葉で語ります。
トピックの背景
『ベース・マガジン』の約3年間にわたる人気連載が、ついに一冊の書籍にまとめられました。このシリーズは、昭和から平成にかけて発表された名曲に関わったスタジオ・ベーシストたちに焦点を当て、彼らの活動を深く掘り下げるものでした。ベースという楽器の重み、ベーシストの役割、そして日本ポップスの歴史を知る上での貴重な資料となるでしょう。
14人の“低音名人”に迫る
この書籍には、手練れと呼ぶにふさわしい14人のベーシストが参加しています。彼らは、多くの有名曲の背後にいる存在であり、音楽シーンの進化に貢献してきました。それぞれのベーシストがどのような経験を経て、現在の地位までたどり着いたのかを明かす証言が散りばめられ、彼らの苦労や成功、情熱を感じることができます。
証言と関係者の声
本書の特筆すべき点の一つは、ベーシストたち自身の言葉だけでなく、彼らと共に音楽を作り上げてきたアーティストやミュージシャンからの証言が含まれていることです。これにより、読者はその時代背景や制作過程についての理解がより深まります。一体どういった工夫と努力が、彼らの音楽を支えているのでしょうか。各証言は、貴重な洞察を与えてくれます。
写真の魅力
また、書籍化に際しては、登場するベーシストたちの写真も大幅にサイズアップされて掲載されます。彼らの秘蔵写真が公開されることで、一層の親近感が湧くことでしょう。読者は、ページをめくるたびにその瞬間に立ち会い、彼らの音楽の歴史を視覚的に楽しめます。
充実したデータベース
本書はただの証言集にとどまらず、出演ベーシストが参加した楽曲の詳細なデータも充実しています。彼らの多彩な参加作品を知ることで、音楽の聴き方もさらに広がります。データベースを通して、自分のお気に入りの曲の背景にいるアーティストを改めて知ることができるのです。
名ベーシストの愛器に迫る
さらに注目すべきは、各ベーシストが「愛器」と称するベースギターも紹介されています。どのような楽器が、彼らのスタイルや音楽に影響を与えているのかを知ることができる貴重な機会です。これによって、音楽に対する理解が深まり、彼らの音楽をより楽しむための手助けとなるでしょう。
書籍情報
- - 書名: ニッポンの低音名人 日本ポップスの進化と、それを支えてきた名ベーシストたち
- - 著者: 坂上晃一
- - 定価: 3,300円(本体3,000円+税10%)
- - 発売日: 2025年6月17日
- - 発行: リットーミュージック
この貴重な資料を手にすることで、日本の音楽シーンへの理解は一段と深まることでしょう。音楽ファンやベースの愛好者にとって、必携の一冊となります。