Z世代の提案で変わる持ち帰り弁当の未来
持ち帰り弁当のパイオニアである「ほっかほっか亭総本部」は、2025年から大阪芸術大学と連携し、Z世代の若者が中心となって“お弁当の未来”を考えるプロジェクトを始動しました。この産学連携プロジェクトでは、学生たちが持つ新たな視点を活かし、クリエイティブな制作を通じて次世代のお弁当文化を共創します。
背景:競争が激化する持ち帰り弁当市場
近年、持ち帰り弁当市場は激しい競争にさらされています。コンビニやスーパー、中食専門店が参入し、消費者の選択肢は多様化しています。また、デリバリーサービスの普及により、特にZ世代やα世代と呼ばれる若年層のライフスタイルや食に対する意識も変わってきました。こうした環境の中で、ほっかほっか亭は、次世代の顧客としっかりと結びつくために、新しい取り組みが必要だと考えています。
プロジェクト概要と流れ
今回のプロジェクトでは、大阪芸術大学の放送学科に在籍する学生たちが中心となり、以下のステップで進められます:
1.
調査・分析:学生たちがアンケート調査や現地視察を行い、現在の市場や消費者ニーズに関する課題を特定します。
2.
訴求商品選定:特に若年層向けに新しい施策や食体験を考案し、どんな商品が求められているのかを探ります。
3.
クリエイティブ制作:学生たちが制作するキャッチコピーやショート動画、さらには販促用ランディングページなどを通じて、消費者にアプローチします。
4.
効果測定:プロジェクトの成果を評価するために、購買数の変化やランディングページの閲覧数などを分析します。
このプロジェクトのキーワードは“正解がないからこそ面白い”。学生たちの柔軟な発想と行動力を武器に、新たな価値の創造に取り組んでいきます。
期待される影響
実際に考案されたプロモーション企画は、ほっかほっか亭の販売促進に利用される予定で、Z世代との新しい接点を生む重要な役割を果たすことが期待されています。学生たちのアイデアが、持ち帰り弁当の文化をどう変えていくのか、今後の展開に大いに注目が集まります。
まとめ
ほっかほっか亭は、これからも地域の皆さまに愛される持ち帰り弁当を提供するため、様々な企画や新しい試みを続けていくとしています。1976年に創業以来、「お店での手づくり」にこだわり続け、全国に798店舗を展開しているほっかほっか亭。この新しいプロジェクトによって、未来のお弁当がどのように進化していくのか、そして若者たちがどのようにこの文化を担っていくのか、その行く先を見守りたいと思います。