EXIT・兼近大樹が語る現代の育児観と母親の悩み

社会の価値観や育児のスタイルが多様化する中、新たな視点で母親の悩みを取り上げた番組『ABEMA Prime』が11月6日に放送されました。お笑いコンビEXITの兼近大樹がMCを務め、話題を持ち込んだのはSNS上で広がる「母親やめます」という投稿です。この言葉には共感の声もあれば、批判的な意見も寄せられ、現代の育児にかかる重圧と義務感についての活発な議論が展開されました。

兼近はまず、「母親やめたいと思う気持ちが否定されるのは、社会的な義務感から来ているのでは？」という趣旨の発言をしました。この発言は、多くの若者が親になりたがらない背景に関する洞察を提供します。育児の義務化や、社会の視線が母親たちにどれほど重いプレッシャーを強いるのか、そしてその影響が少子化にどう結びついているのか、兼近は冷静に分析しました。

また、彼は「『仕事やめたい』と言った場合には人からの批判が多いが、逆に『タレントやめたい』の場合は応援されるという現象」を指摘し、今の時代における育児の位置づけを掘り下げました。このような複雑な感情の背景には、育児への望みが羨ましいものから、我慢を強いられるものへと変わっていく過程があると考えています。さらに、「母親としての役割が羨ましくないからこそ、我慢して育児を続ける人に対して批判が向かうのではないか」と問いかけました。

兼近自身の母親像についても触れ、彼女の働く姿が自身に大きな影響を与えたことを明かしました。「母親は働く姿を見せ、我慢や努力の大切さを教えてくれた」と述べ、多様な育児観を強調しました。彼の体験に基づく意見は、育児をどう捉え直すべきか、視聴者に考えさせる重要なポイントです。

スタジオでは、他の論客たちも様々な意見を示し、育児や親としての役割についての理解を深める時間が持たれました。『ABEMA Prime』は、多様なバックグラウンドを持つ論客が集まり、今の時代に求められる新しい視点を共有するプラットフォームです。毎週月曜日から金曜日の夜9時から放送され、多くの視聴者が関心を持つ内容となっています。

興味を持った方は、過去の放送回をぜひ「ABEMA」で見逃し視聴してみてください。育児に関する多様な意見が交差する場所で、これからの家庭像や子育てのあり方について新しい気づきが得られることでしょう。