冨永愛が高知で初体験！伝統工芸「フラフ」を作る旅の魅力

冨永愛が高知で「フラフ」を体験

毎週水曜日の夜10時に放送される「冨永愛の伝統to未来」で、冨永愛さんが高知県香美市に足を運び、そこで「フラフ」という伝統工芸品の制作体験をしました。この番組は、全国各地の伝統文化を紹介するもので、今回のテーマは高知県に伝わる「フラフ」です。

フラフとは？

フラフは江戸時代から続く、高知の伝統工芸品で、男の子の健やかな成長を祈願して、端午の節句に鯉のぼりとともに揚げられます。フラフの起源については諸説あり、オランダの商人が持ち込んだという説や、英語の「Flag」から来ているのではないかとも言われています。このフラフは、周辺地域の人々が大漁旗を模して制作したもので、特に大きく存在感のあるものが求められたため、どんどんサイズが増していったそうです。

吉川染物店への訪問

冨永さんが訪れたのは、江戸時代末期からフラフを作り続ける「吉川染物店」。店内には、なんと畳17畳分もの大きなフラフが広がっています。五代目の吉川毅さんに制作過程を聞いたところ、節句に合わせた絵柄が選ばれることが多く、武者や金太郎が一般的だとのこと。最近では、様々なリクエストがあり、クジラに乗った金太郎など新しいデザインも生まれているそうです。

フラフの制作には手作業が欠かせません。吉川さんは、表面だけでなく裏面もしっかりと染める技術を大切にしています。これは、「見えないところを丁寧に仕上げたら、見える部分がより美しくなる」との信念から来ているのです。

初体験の色塗り

今回、冨永愛さん自身もフラフの色塗りに挑戦します。描かれたクジラの波の色を塗る作業で、初めての体験に緊張が見え隠れします。吉川さんからは、「肩に力が入っちゃってるよ」と、お心遣いの声が。果たして、うまく色を塗ることができたのでしょうか？

その後、約1ヶ月の制作期間を経て、冨永さんが手伝ったフラフが完成。視聴者を対象に、このフラフのプレゼントも行うことが決定し、より多くの人々にこの伝統文化を身近に感じてもらう機会を提供します。

北陸の伝統文化も紹介

番組では、高知県のフラフ以外にも、北陸の伝統文化が紹介されます。昨年元日に発生した能登半島地震で自宅が倒壊した珠洲焼作家の有賀純一さんが登場し、彼がどのように新しい環境での制作を行っているかも描かれます。有賀さんは、同じ焼き物の産地である岡山県備前市の工房で作品を続けており、共同窯が復活したことで、再び珠洲市で作業ができるようになったことも紹介されます。

このように、冨永愛が全国各地の伝統文化を汲み取りながら、未来へとつなげる活動を行っています。番組を通して、視聴者の皆さんに伝統文化の重要性とその魅力を感じていただければと思います。

「冨永愛の伝統to未来」は、BS日テレで毎週水曜夜10時から放送されています。今回のフラフ作りの様子や、吉川さんの情熱あふれる作品制作をぜひお見逃しなく！

番組公式サイトはこちらから。さまざまなSNSでも、冨永さんのオフショットや制作の裏側などが配信されています。