横浜・杉田梅まつりで江戸の風情を味わう特別な2日間

杉田梅まつりの魅力

2025年2月15日（土）と16日（日）、横浜市磯子区に位置する牛頭山妙法寺で「第4回杉田梅まつり」が開催されます。このイベントは、歴史ある杉田梅林の復興を願い、地域に根差した文化と観光を楽しむ機会を提供します。

杉田梅林の歴史

杉田梅林は、1573年から1592年までの間に、当時の領主間宮信繋の手によって植えられたのが始まりです。1600年代には3万6千株にまで成長し、江戸時代の浮世絵画家、初代歌川広重の作品「武州杉田の梅林」にも描かれるほどの名所となりました。現在もこの地に残る梅の木々は、当時の面影を今に伝えています。また、日米友好のパイオニア、エリザ・シドモア女史の著書にもその魅力が記されております。

2022年はコロナの影響でオンラインライブを実施。翌2023年には約100年ぶりとなるリアルな梅まつりを成功させ、2024年には5千人以上が訪れる盛況ぶりを見せました。今回の目標は、「地域に根ざした100年続く梅まつり」とし、様々な団体・個人からの支援を受けて自主事業として開催されます。

イベント内容

観梅, 地域文化ステージ, ミニライブなど、盛りだくさんのプログラムが計画されています。明治時代に皇后陛下も鑑賞された名木、照水梅や、江戸時代から続く横浜芸者による歌と舞、さらには地元ミュージシャンによるレゲエやジャズ、演歌のミニライブが行われます。また、地域の小中学校による吹奏楽演奏も予定されています。

参加者は梅の解説や浮世絵の展示を楽しむことができ、さらに日英両語での司会進行により、訪日外国人も安心してイベントを楽しむことができます。特に、初参加の磯子区出身のレゲエ歌手Chozen Lee氏や、地元で活動する俳優・芸人も登場予定です。地元の多彩な音楽家たちが共演し、横浜文化を江戸から令和へとつなぎます。