名寄市と笹川スポーツ財団の新たな連携
北海道名寄市は、スポーツを通じた社会課題解決を目指す「アクティブシティ推進事業」に参加することを発表しました。この取り組みは、笹川スポーツ財団(SSF)との協定に基づき、地域の活性化やスポーツの多様な価値を最大限に引き出すことを目的としています。2024年度からスタートする本事業は、名寄市が抱えるスポーツ課題を解決する一助となることでしょう。
アクティブシティ推進事業の背景
SSFは、2005年にイギリスのリバプール市が提唱した「アクティブシティ」のコンセプトを受け継ぎ、これまで様々な研究や調査を通じて地域課題への対応を図ってきました。名寄市はこれまで約30年にわたり、SSFが主催する「チャレンジデー」に参加し、地域のスポーツ振興に尽力してきた実績があります。この度の提携に至ったのは、名寄市がSSFの「アクティブシティ推進事業」に賛同し、特にスポーツを活用したまちづくりの重要性を認識した結果です。
協力の内容と主なテーマ
本協定の締結を受け、今後以下のような連携が予定されています:
1.
スポーツ推進計画の策定 - 名寄市内でのスポーツ推進を図るための計画を立案・実行します。
2.
地域課題解決に向けたプログラム開発 - スポーツを通じて社会的な課題を解決するための新たなプログラムを開発します。
3.
人材育成 - 地域スポーツの中心的な役割を果たす人材を育成し、地域全体のスポーツ環境を整備します。
これらの取り組みを通じて、名寄市はスポーツを活用した地域活性化を進め、よりアクティブな地域社会を形成していきます。
SSFと名寄市の未来の目標
2025年度には、名寄市が抱えるさまざまな社会課題を把握し、重点的に取り組むテーマを整理・開発することを目指しています。スポーツを起点とした地域づくりの推進は、住民の健康促進にもつながるでしょう。
SSFはこの事業を通じて、名寄市との緊密な連携を強め、地域全体が活性化することに貢献することを目指しています。また、取り組みを広めるため、他の自治体と連携し、成功事例の共有も進めていく予定です。
アクティブシティとは
「アクティブシティ」とは、身体活動を通じて住民の健康促進や地域課題解決に取り組むまちづくりの考え方です。SSFは日本におけるこのモデルを基に、各自治体と協働し、地域コミュニティのウェルビーイングを高める取り組みを進めています。
なお、SSFでは今後もアクティブシティ推進事業に参加する自治体を募集中で、関心を持つ担当者にはぜひお問い合わせいただきたいと思います。地域の未来を、スポーツの力で切り開いていく取り組みを私たちと一緒に進めましょう。