神奈川フィル新シーズン
2025-09-17 13:36:05

神奈川フィルハーモニー管弦楽団が新シーズンの魅力満載ラインナップを発表

神奈川フィルハーモニー管弦楽団の新シーズン発表



神奈川県・横浜市を本拠地とする神奈川フィルハーモニー管弦楽団(以下、神奈川フィル)は、2026年4月から始まる新シーズンの演奏会ラインナップを発表しました。このオーケストラは、音楽専門誌のアンケートで「好きな世界のオーケストラ」第4位、さらに「好きな日本のオーケストラ」第2位を獲得するなど、その人気は高まるばかりです。

音楽監督・沼尻竜典の指揮による多彩なプログラム



新シーズンのオープニングを飾るのは、2026年に生誕120年を迎えるロシアの作曲家、ドミートリイ・ショスタコーヴィチの交響曲第5番です。この作品は、彼が直面した政治的抑圧の影響を色濃く反映した楽曲として知られています。そのため、楽曲の持つ深いメッセージには多くの聴衆が心を打たれるでしょう。さらに、この交響曲は、ショスタコーヴィチの交響曲の中でも特に人気の高い作品であり、様々なメディアでも広く親しまれています。

新たな音楽体験を提供する演奏会ラインナップ



9月には、原田慶太楼がアメリカの作曲家アーロン・コープランドの作品を披露します。特に「市民のためのファンファーレ」が印象的なコープランドの交響曲第3番では、金管楽器と打楽器が大活躍。さらに、神奈川フィルのテューバ奏者、宮西純を迎えての J・ウィリアムズの協奏曲は、絶対に見逃せない注目のプログラムです。

10月には、大植英次が登場し、「惑星」第4曲「木星」の名曲を演奏します。その神秘的なメロディーと数多くの楽器が協演するソロパートは、大植独特のスタイルを感じさせるものとなるでしょう。また、同公演ではラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」をアレクサンダー・ガジェヴが演奏する予定で、これもまた高い期待が寄せられています。

沼尻音楽監督は、世界的ヴィオリスト今井信子との共演でベルリオーズの「イタリアのハロルド」や、重島清香とのマーラーの交響曲第3番を指揮し、このシーズンも目が離せないラインナップとなっています。

シリーズを通じて魅力が増す神奈川フィル



今年度からスタートしたミューザ川崎シリーズでは、来年2027年に没後200年を迎えるベートーヴェンを特集します。このシリーズには、音楽監督の沼尻竜典に加え、名門ベルリンフィルのコンサートマスターを務めたコリヤ・ブラッハーやシュテファン・ヴラダーといった世界的な奏者が揃います。川崎市民の皆さんには、シリーズ(3公演)申し込み時の40%引きという特典も用意されており、この機会にぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

神奈川フィルは、SNSやYouTubeを活用して新しいファンを獲得しており、47,000人以上のフォロワーを誇るその人気ぶりは、ますます進化しています。また、定期会員には、「ゲネプロ公開」や楽団員との交流会、感謝イベントが用意されており、ファンとオーケストラとの距離をより近づける取り組みが進行中です。

新規定期会員の募集



新規定期会員の入会は、2025年11月21日から神奈川フィルのウェブサイトで開始されます。定期演奏会に参加し、オーケストラの魅力を体験する絶好のチャンスです。神奈川フィルが提供する音楽の世界に、ぜひ飛び込んでみてください。

神奈川フィルハーモニー管弦楽団について



神奈川フィルは、1970年に神奈川県で唯一のプロオーケストラとして設立され、地域に密着した音楽文化の創造に力を入れています。小中学校での音楽鑑賞教室や医療機関への出張演奏など、幅広い世代に音楽の魅力を伝える活動を続けており、多くの表彰歴も持っています。音楽の持つ力を実感する場を提供する神奈川フィルの活動は、これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 神奈川フィル ショスタコーヴィチ 沼尻竜典

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。