若きアスリートたちの挑戦
新潟県妙高市に位置する国際スノーボード&スケートボード専門学校(JWSC)の在校生と卒業生のスノーボード選手、山田琉聖選手、冨田せな選手、冨田るき選手が、2025-26シーズンに向けて世界トップレベルのスノーボード大会に参戦することが決まりました。この3名は、2026年に開催されるミラノ・コルティナ冬季五輪の候補選手として全日本スキー連盟から強化指定されており、特に注目されているシーズンです。
The Snow Leagueとワールドカップ
特に注目すべきは、スノーボード界のレジェンド、ショーン・ホワイト氏が設立した「The Snow League」(プロリーグ)への参加です。このリーグは五輪選考の対象外ですが、レベルの高い競技が繰り広げられ、選手たちがスキルを磨き続ける貴重な場となります。山田琉聖選手と冨田せな選手、冨田るき選手は、このリーグの第1戦、アスペン大会(2025年3月8日)に出場し、冨田せな選手が見事に優勝を果たしました。
また、FISスノーボードワールドカップ(W杯)にも出場する予定で、以下のような日程が組まれています。特に日本での開催も予定されており、ファンにとって特別なシーズンとなるでしょう。
出場大会日程
- - 2025年12月4日~6日: The Snow Leagueシークレットガーデン(中国)
- - 12月10日~12日: W杯シークレットガーデン(中国)
- - 12月17日~19日: W杯カッパーマウンテン(アメリカ)
- - 2026年1月7日~10日: W杯アスペン(アメリカ)
- - 1月15日~18日: W杯ラークス(スイス)
- - 2月11日~13日:ミラノ五輪(出場資格を獲得した場合)
- - 2月26日~28日: The Snow Leagueアスペン(アメリカ)
- - 3月7日~8日: W杯バンケイ(日本)
- - 3月19日~21日: The Snow Leagueラークス(スイス)
このスケジュール通りに進むと、選手たちは世界の強豪と直接対峙する貴重な体験を得られることになります。特に、バンケイでの大会は日本での開催ともあり、多くの国内ファンの期待が寄せられています。これらの大会でのパフォーマンスこそが、五輪代表選考における重要な評価材料となります。
特訓と成長の環境
JWSCではこれらのアスリートが磨くための環境が整備されており、雪上でのトレーニングはもちろん、トランポリンやスケートボードを用いた技術練習も行っています。さらには、フォーム改善やフィジカル強化、メンタル面や栄養面でのサポートも行い、アスリートとしての成長を多角的に促進しています。山田選手はこのような環境の中で、学業と競技を両立させながら、挑戦を続けています。
山田選手の意気込み
山田選手は、「新潟県の方々からの応援を非常に嬉しく思っています。冬のシーズンが迫ってきており、自分の独創的なルーティンで挑みたいと考えています。そのスタイルを守りながら、オリンピックの出場権を確保し、世界のトップ選手たちと戦いたいです。」とコメントしています。この言葉には、彼の強い意志と挑戦心が感じられます。
学校の歴史と展望
JWSCは1999年に設立され、多くのアスリートを輩出してきました。これまでに4名の冬季五輪出場選手を誕生させた実績があり、現在もボードスポーツを学ぶ環境として多くの学生が集っています。今後もオリンピック選手の育成やプロの輩出を目指し、教育活動を続けていく予定です。
選手たちの活躍を見守り、応援していきましょう!