POWチケットの挑戦
2026-07-23 10:14:16

再エネ導入でサステナブルなスキー場作りを推進するPOWチケットの取り組み

再エネ導入でサステナブルなスキー場作りを推進するPOWチケットの取り組み



一般社団法人Protect Our Winters Japan(POW JAPAN)は、「冬を守る」ことをテーマに、スキー場のサステナビリティを向上させる活動を展開しています。2025-26シーズンにおいて寄付付きリフト券「POWチケット」の取り組みが大きな成果を上げており、全国の11のスキー場で1,726人の滑り手が参加しました。この結果、寄付総額は1,312,900円に達し、前年比で62%増加しました。寄付金は、スキー場の再生可能エネルギー導入や森林整備などのプロジェクトに利用されています。

POWチケットの仕組み



POWチケットは、リフト券を購入する際に任意で寄付を上乗せできる仕組みです。スキー場を愛する滑り手たちが、脱炭素や持続可能な運営のために具体的なアクションを起こす手段として注目されています。この取り組みは、2024-25シーズンに始まり、2025-26シーズンには11のスキー場に拡大しました。寄付金の全額は、各スキー場が立てたサステナブルなプランに直接使用され、透明性を持って運営されています。

各スキー場の取り組み



参加するスキー場は、再生可能エネルギーの導入に加え、さまざまな環境保護活動を展開しています。戸隠スキー場では、越水第4ペアリフトと第5ペアリフトの電力を再エネに切り替えました。また、名寄ピヤシリスキー場では、再エネによる電力供給が実現しています。

さらに、網張温泉スキー場では、「網張再エネ100チャレンジデー」を開催し、消費電力を全て再エネで賄うことに成功しました。このイベントは地元メディアにも取り上げられ、来場者の関心を大いに高めました。

生ゴミ処理機の導入



エイブル白馬五竜スキー場では、POWチケットの寄付金を用いて生ゴミ処理機が実運用を開始しました。これにより、一般家庭50世帯分の年間生ゴミ量を処理し、CO2削減に貢献しています。

また、かたしな高原スキー場の「ミッフィー農園」は、ゲストにコンポストバックを配布し、生ゴミ削減に挑戦しています。今後、堆肥を利用して育てた花を来場客に贈る企画も進行中です。

森林整備と生物多様性保全



白馬八方尾根スキー場では、間伐材を利用したベンチを設置し、森林整備を通じて生物多様性の保全に努めています。これにより、寄付金がどのように活用されているかをスタッフ自らがゲストに伝えることができ、寄付の価値が視覚化されています。

新たな動きと広がり



2025-26シーズンは、個人からの寄付に加えて、教育機関による団体購入の動きもあり、POWチケットの浸透が進んでいます。また、19~22歳のリフト券が無料となる「雪マジ」経由で、POWチケットが選べるようにもなりました。

次世代への展望



POWチケットは、滑り手とスキー場が共に気候変動に立ち向かう取り組みです。未来に向けて、さらなるサステナブルなスキー場運営を目指し、2026-27シーズンも継続して努力する予定です。また、「サステナブル・リゾート・アライアンス(SRA)」への加盟スキー場も募集しており、全国49のスキー場が参加しています。これからの冬やスキー場を守るため、皆で力を合わせていきましょう。

まとめ



「POWチケット」は、スキー場経営や滑り手の取り組みが相互に関わりながら、持続可能な冬の楽しみを実現する手段です。寄付を通して、想いを具現化させることができるこの取り組みは、多くの人々に影響を与えることでしょう。持続可能な未来を目指して、これからも新しいアイデアと努力を続けるスキー場の姿に、ぜひ注目していきましょう。


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