アイルランド発のインディーロックバンドCardinalsが新曲を公開
アイルランド、コーク発のインディーロックバンド、カードinals(カーディナルズ)が、来年2月にリリース予定のデビューアルバムからのハイライト曲「Barbed Wire」を公開しました。約1ヶ月に及ぶ欧米ツアーを終えたばかりの彼らは、ダークな歌詞と大胆不敵なメロディーが響く新曲を発表し、音楽シーンに新風を吹き込んでいます。
フロントマンのユアン・マニングは、最新シングルについて次のように語ります。「この曲は私たちの街の歴史に根ざしており、特に古いサウスゲートブリッジに存在した刑務所から強く影響を受けている。歌詞は街の城壁や防護柵のイメージを思い起こさせるよう意識しました」と、彼らの音楽の背後にある深い意味を語りました。さらに、ケヴィン・バリーの小説『City Of Bohane』がインスピレーションとなり、コークをゴシック風に再解釈するプロセスが作品に色濃く反映されていることを説明しました。
新曲「Barbed Wire」とミュージックビデオ
「Barbed Wire」は、Xander Lewis(ザンダー・ルイス)によるモノクロ映像のミュージックビデオとともに公開されました。デビューアルバム『Masquerade』からの4曲目の先行シングルとして位置付けられ、全10曲入りのアルバムは、今年夏にプロデューサーのShrink(シュリンク)と共にロンドンの由緒あるRAKスタジオでレコーディングされた経緯があります。
このアルバムは壮大さと親密さを兼ね備えた作品で、ロマンティシズムと神聖なイメージを満載。カードinalsは、自らの音楽の可能性を明確に体現していると言えます。多様なスタイルの楽曲が収められ、暴力や憤りのテーマを扱った曲があれば、無邪気で無防備な楽曲も存在します。特に強烈な前半とダークな後半は、まるでアルバムのA面とB面のように明確に区分されており、メンバー全員の音楽に対する強い愛着がうかがえます。
メンバー紹介と彼らの音楽の特徴
メンバーは、ユアンとフィンのマニング兄弟、従兄弟のダラ、元同級生のオスカー・グディノヴィック、アーロン・ハーレーの5人です。友情と家族愛で結ばれた彼らは、このデビューアルバム『Masquerade』で新たな音楽的挑戦を果たしています。すでにアイルランドのインディーロックシーンの最前線に名を連ねており、驚異的な勢いを持っています。彼らのデビューEP『Cardinals』の楽曲は、Netflixの新ドラマ『ハウス・オブ・ギネス』やEAスポーツの人気ゲーム『Skate』シリーズにも起用されており、ますますその名を広めています。
ライブ活動と今後の展望
精力的にライブ活動を展開するカードinalsは、フォンテインズD.C.によるロンドンのフィンズベリーパークでの大規模なイベントに出演し、ダブリンでのワンダーホースのサポートや、アメリカ・ボストンでのザ・ポーグスをサポートするなど、さまざまな大舞台でその音楽を披露しています。そして、11月下旬には欧州を巡るヘッドライナーツアーを控えており、2026年にはデビューアルバム『Masquerade』を引っ提げてイギリスとアイルランドでさらなるヘッドライナーツアーを行う予定です。
今後も彼らの活動が目が離せない存在となることは間違いありません。デビューアルバムのリリースに向けた期待が高まる中、カードinalsの「Barbed Wire」は新しい音楽の波を作り出しています。
リリース情報
配信リンク
レーベル: So Young Records
- - アルバム: 『Masquerade』2026年2月13日リリース
配信リンク
レーベル: So Young Records
Tracklisting
1. She Makes Me Real
2. St. Agnes
3. Masquerade
4. I Like You
5. Over At Last
6. Anhedonia
7. Barbed Wire
8. Big Empty Heart
9. The Burning Of Cork
10. As I Breathe
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