ブラジリアン音楽の魅力
2025-01-16 12:41:52

ブラジリアン音楽へのオマージュを描く『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』公開決定

映画『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』の魅力



2025年4月11日(金)、いよいよ映画『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』が公開される。本作は、アカデミー賞を受賞したフェルナンド・トルエバ監督と、現代スペインアートの巨匠ハビエル・マリスカルが共同で手掛けた意欲作であり、ブラジリアン音楽への深い愛情と敬意が込められている。映画は、歴史の波に飲まれながらも音楽の力で立ち向かうシンガーとピアニストの悲恋を描く。

トルエバ監督は、「ドキュメンタリーではなくアニメーションでテノーリオの活躍を表現したかった」と語っており、その表現力は本作の大きな特徴だ。ブラジル音楽の違った側面を描くことで、時代の苦悩を浮き彫りにし、音楽ファンや歴史愛好家、さらに新たな物語を発見したい映画ファンを惹きつけることは間違いない。

スタッフ・キャスト



声の出演には、ハリウッドの名俳優ジェフ・ゴールドブラムが名を連ねる。彼は、音楽ジャーナリストの役を演じ、映画に深いリアリティを与えている。また、名曲ボサノヴァが披露される場面では、エラ・フィッツジェラルドやフランク・シナトラなどの影響を受けた背景も語られる。映画を通して、ボサノヴァの歴史が改めて浮かび上がるものとなる。

小野リサの温かいメッセージ



映画への期待感を伝えるコメントも届いている。アーティストの小野リサは、製作に参加したテノーリオ・ジュニオルの親友の一人として、アニメーションが描くリオデジャネイロやニューヨークの情景に特別な思いを抱いたことを明かしている。彼女の言葉には、音楽が心に残る思い出を呼び起こす力があると感じずにはいられない。

一方、歌手の當間ローズは、ボサノヴァのレジェンドたちの肉声を楽しむことができる点に胸を熱くしている様子だ。彼の言葉を借りれば、本作は「敬意を込めたブラジリアン音楽へのラブレター」とのこと。彼女の期待も高まる。

映画のストーリーとは



本作の物語は、ブラジルの音楽が世界を席巻する1959年から始まる。ジャーナリストはボサノヴァの裏側に迫る過程で、伝説のピアニストであるテノーリオ・ジュニオルの存在を知る。しかし、彼は謎の失踪を遂げることとなる。

音楽と共に描かれる彼の生き様は、全体主義に飲み込まれたラテンアメリカの現実とも重なり、観客は胸に迫るものを感じずにはいられない。ラストシーンでは、音楽が最高潮に達した瞬間に鳴り響く銃声が、観客を強烈なサスペンスに導く。

テンポの良いアニメーションに期待



さらに、本作の特報ではニューヨークからリオデジャネイロへ旅立つジャーナリストの姿が描かれ、観客の好奇心を掻き立てる。ジャーナリストは失踪したテノーリオを追い、ボサノヴァ誕生の地で音楽の真実を探求していく。華やかでビビッドな色彩で描かれるアニメーションは、観る者をその世界へと引き込む魅力を持っている。

ブラジリアン音楽の深み、また人間ドラマの奥行きが見える『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』、これはただの映画ではなく、音楽と愛の物語である。公開日が待ち遠しい限りだ。観ることで、ブラジルの文化に触れる貴重な機会を得ることができるだろう。

公式HPや各種SNSも随時更新される予定なので、こちらも併せてチェックしてほしい。劇場でどのように物語が展開されるのか、期待が高まっている。


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