アストンマーティンの王室認定
2025-04-07 17:10:54

アストンマーティンが新たに英国王御用達紋章を取得し歴史を刻む

アストンマーティン、王室御用達の新たな紋章を掲示



2025年3月27日、イギリス・ゲイドンにてアストンマーティンは、国王チャールズ3世からの初の王室御用達認定を受けたことを発表しました。この栄誉ある認定により、アストンマーティンのシンボルであるウィングバッジが、新たに発表された英国王の紋章と共に掲示されることとなります。この歴史的な出来事は、アストンマーティンの112年にわたる豊かな歴史の中でも特別な意義を持つものです。

アストンマーティン・ラゴンダの最高経営責任者エイドリアン・ホールマーク氏は、「国王からの任命は、我々のブランドにとって誇り高い、歴史的な出来事であり、長年にわたる王室との名誉ある関係を一層深めるものです」と語っています。また、彼は「掲示されるロイヤルワラントは、我々の従業員の献身と英国のデザイン、クラフトマンシップへの揺るぎない決意を示す証しです」と強調しました。

アストンマーティンは、2024年5月に初めて王室御用達に認定され、紋章院による国王チャールズ3世の紋章の発表を受け、正式にその紋章をブランドに加えることが決まりました。紋章院は1484年に設立され、王室の一員として紋章や系譜の正式な記録を保持しています。

この王室との関係は、アストンマーティンが2024年に取得した英国王賞のイノベーション部門に始まります。特に、1954年にエディンバラ公爵フィリップ殿下に納車された3リッターのラゴンダから始まり、アストンマーティンと英国王室の関係が深まる歴史があります。国王チャールズの愛車として知られるDB6 Volanteは、この関係の象徴とも言える存在です。

国王は1973年からアストンマーティンオーナーズクラブの一員であり、アストンマーティンは1982年にプリンス・オブ・ウェールズ認定の自動車製造・修理業として王室御用達の認定を受けていました。このたび、初めて国王の紋章を掲示することとなりました。

また、2011年には王室結婚式にて、DB6 Volanteに乗ったロイヤル・カップルが観客の前に姿を現し、2020年には国王がウェールズに新設したDBX製造工場の開設式を挙行しました。この工場は、約50年ぶりにウェールズでの量産車製造を実現し、先駆的な試みです。

2022年のコモンウェルスゲームズのオープニングセレモニーでは、同じDBXが王室夫妻の入場に使用され、大きな話題となりました。さらに、2024年のアストンマーティンオーナーズクラブの集会には、サンドリンガムの王室私邸に75台以上のアストンマーティンが集合し、王室御用達に就任したアストンマーティンにふさわしい盛り上がりを見せました。

アストンマーティン・ラゴンダは、最高のラグジュアリーカーを目指すブランドであり、1913年に設立されて以来、スタイルや性能、および独自性を強調してきました。最新モデルであるVantage、DB12、Vanquish、DBX707、さらには同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、数々の評価を得ています。

さらに、2025年から2030年にかけて、内燃エンジンに代わる技術開発に取り組むことで、持続可能な自動車産業の未来を見据え、電気運転車のラインアップを増やす計画が進められています。

アストンマーティン・ラゴンダは、ゲイドンを本拠地とし、ラグジュアリーな自動車製造を行い、世界50ヶ国以上で販売しています。持続可能な事業への取り組みを強化しながら、英国らしさとラグジュアリーを兼ね備えた車づくりを続けていくことでしょう。


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