海とパラセーリングの魅力
2025-01-17 16:15:28

横浜海洋市民大学で学ぶパラセーリングの魅力と未来の海

横浜海洋市民大学で開催された特別講座



令和7年1月9日、横浜の象の鼻テラスにて、ヨコハマ海洋市民大学が主催する第8回講座が開かれました。テーマは「海へ。パラセーリングで世界を目指す~海とセーリング、その尽きない魅力」と題し、未来の海に向けた取り組みを考えました。この講座は「海と日本プロジェクト」の一環として、人と海のつながりを深めることを目的としています。

講師紹介:丹羽巧選手



この講座には、セーリングの世界で華々しい成績を収めている丹羽巧選手が招かれました。丹羽選手は、2023年のパラセーリング世界選手権で銀メダルを獲得するなど、数々の成功を収めており、障がいを抱えながらも努力を重ねてきたアスリートです。彼のセーリングキャリアや考え方を直接学べる貴重な機会は、多くの参加者にとって深い感動を呼び起こしました。

様々な参加者の反応



この講座には39人が参加しました。会場受講生やオンラインの受講生たちは、丹羽選手の言葉に耳を傾け、彼がどのようにサーフィンの魅力を見出し、またパラセーリングとの出会いによって人生観が変わっていったのかに吸い込まれていきました。参加者からは「パラセーリングの具体的な魅力を知ることができた」、「もともと興味がなかったが、彼の情熱に感動した」といった声が寄せられました。

セーリングと挑戦の記録



丹羽選手は、事故によって右足を失い義足での生活を強いられた経歴を持っています。しかし、彼は決して後ろ向きにはならず、パラセーリングに出会い、再び自分の道を切り拓くことができました。彼の人生における挑戦の数々は、参加者に多くの勇気を与えるものでした。たとえば、事故から間もなくしてパラセーリングの体験会に参加、その後すぐに競技者の道を歩み始める姿勢には、多くの受講生が勇気をもらいました。

スポーツとしてのセーリング



講師の丹羽選手は、セーリングの基本的なルールや戦略についても詳しく説明してくれました。自分のテクニックだけでなく、風や波を見極め、ライバルの動きにも注意を払う必要があるセーリングは一見シンプルそうでありながらもとても奥深い競技です。この複雑さが、セーリングの醍醐味とも言えるでしょう。

インクルーシブなセーリング



特に興味深い点は、丹羽選手が挑戦しているハンザクラスでは、すべての障がい者が参加できるインクルーシブセーリングの理念を持っています。これは、障がいの有無にかかわらず誰もが競い合い、互いに尊重しあえる競技です。彼の熱意には、あらゆる障がい者が共に楽しめるスポーツであることへの強い理解と願いが込められていました。

教育の意義



この講座を通じて知らせたかったことは、ただ競技のテクニックや知識を教えることだけでなく、参加者が海と接することで心を開き、そして食、環境、障がいについての意識を高める必要があるということです。最後には参加者がメダルを囲み、歓談の時間を持ち、講座の意義を一層深める機会となりました。

終わりに



今回のイベントは、様々な人にとって新しい発見や挑戦の場となりました。講師の丹羽巧選手の生き方やスポーツに対する情熱は、参加者全員に新たなインスピレーションを与えたことでしょう。ヨコハマ海洋市民大学がこれからも海に対する意識を高め、幅広い教育の場を提供し続けることに期待しています。


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