高松宮記念杯全日本学生選手権大会、栄光の瞬間を振り返る
2025年11月2日から6日まで、石川県金沢市と白山市で開催された高松宮記念杯令和7年度全日本学生選手権大会。都道府県から男女各32チーム、計64チームが集まり、熱い戦いを繰り広げました。
最終日の11月6日は、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターにて、男子と女子の決勝が行われました。両カテゴリーとも注目の対戦カードが揃い、観客の期待を背負って選手たちはコートに立ちました。
男子決勝:明治大学がその期待に応え初優勝
男子決勝では明治大学が関西学院大学と対戦しました。この試合は明治大学にとっての重要な一戦であり、悲願の初優勝を狙っての挑戦でした。
明治大学は試合開始から好調なスタートを切り、前半終了時点で18-10とリードを奪います。後半に入ってもその流れを保ち、関西学院大学の追撃をかわしつつ試合は進行。最終的には34-28で圧勝を収め、記念すべき初優勝を手にしました。これにより、明治大学は12月に開催される日本選手権への出場権も獲得しました。
決勝主要選手たち
明治大学の勝利を支えたのは、優秀選手に選ばれた青砥直輝、栃尾佑、坂本京介らの活躍です。また、特別賞に選ばれた選手も数名おり、加藤良典監督も優秀監督賞を受賞しました。
女子決勝:大阪体育大学が12連覇を達成
女子決勝では、大阪体育大学が筑波大学と対戦しました。大阪体育大学は過去11大会連続で優勝を果たしており、12連覇の達成に期待が寄せられる中試合が始まりました。
試合は開始早々から大阪体育大学が攻勢を強め、筑波大学を押しつぶすかのようなパフォーマンスを見せました。前半は20-10、後半は15-13のスコアを記録し、35-23という結果で快勝。これにより、大阪体育大学は見事に12回目の優勝を飾りました。
女子の活躍する選手たち
大阪体育大学の強さの源泉は、中尾藍、加藤真央、比嘉楓、坂下碧、奥山紗彩ら優秀選手たちの活躍にあります。もはや彼女たちの存在なしに、女子ハンドボール界を語ることはできません。また、監督の楠本繁生も優秀監督賞を受賞しました。
今大会の意義
男女ともに今回の大会を経て得た日本選手権への出場権は、各チームにとって更なる成長のチャンスを提供します。今回の結果を受けて、各大学はさらなる競技力向上に向けた取り組みを加速させていくことでしょう。
この大会が終わりを迎えると同時に、 熱い戦いは次のステージへと移っていきます。選手、監督、関係者全ての人々が誇りを持って、次なる挑戦に臨む姿勢に期待が高まります。
大会がもたらした成果を受けて、今後の日本ハンドボール界の活躍に目が離せません。