2025年6月11日、北海道・深川市の陸上競技場を舞台に、待望の「ホクレン・ディスタンスチャレンジ2025」がスタートします。今大会では、選手たちのペース管理をサポートするため、先進的な電子ペーサーが導入され、競技の魅力が一層高まっています。この電子ペーサー、通称ウェーブライトは、400mのトラックに400個のLEDを1メートルごとに設置し、選手たちが定めたペースに合わせて光ります。これにより、選手たちは一定のペースでレースを進めやすくなり、自らの限界に挑戦する力強い助けとなります。
昨年の士別大会では、東京2025世界陸上の代表に選ばれた近藤亮太選手(三菱重工)がこのウェーブライトを活用し、レースに臨みました。この電子ペーサーを取り入れた結果、女子の10000mでは当時のシーズン最高記録を打ち立て、男子でも日本新記録が生まれるなど、記録達成の期待が高まります。また、多くの選手が自己ベストを更新できるようサポートすることにも成功しました。
M高史さんも、イベントでこの電子ペーサーを体験した際の感想を次のように述べています。「鬼ごっこのようで、シンプルに楽しいです」との言葉が示すように、選手にとっても新たな楽しみ方が生まれているようです。ただし、ペース感覚を失わないためには、追いかけすぎない工夫が必要です。序盤はライトを目安にしつつ、後半はそのペースをキープしつつ自身のペースを見つけるというアプローチが求められます。選手からは「後半の良い目標になります」との声も上がっており、観る側にとっても選手のペースが一目でわかり、応援する楽しさが増します。さらに、ライトの光が織り成す幻想的な夜景も見逃せません。
今大会に出場する選手たちの成果が気になるところですが、多くの陸上ファンにとって、記録更新は期待材料であり見逃せないイベントと言えるでしょう。加えて、各大会でウェーブライトを設置している栃澤亨さんのインタビューも併せて公開予定なので、ぜひ楽しみにしてください。
「ホクレン・ディスタンスチャレンジ2025」の詳細については、公式サイトで確認できます。大会前に準備を整え、ぜひその魅力を体感してください。
大会概要
- - 主催: 日本陸上競技連盟
- - 共催: 日本実業団陸上競技連合、深川市、士別市、千歳市、北見市、網走市
- - 後援: 北海道新聞社、北海道文化放送、読売新聞社
- - 主管: 空知陸上競技協会、道北陸上競技協会、道央陸上競技協会、オホーツク陸上競技協会
- - 協賛: ホクレン農業協同組合連合会
- - 特別協賛: プーマジャパン株式会社、西日本電信電話株式会社、雪印メグミルク株式会社
- - 協力: 韓国実業陸上連盟
- - 運営協力: ディスタンスチャレンジ実行委員会
公式サイト:
ホクレンDC2025特設サイト
公式X:
ホクレンDC公式X