新たなバス業界の取り組み！アスリートが乗務員に挑戦する時代

新たなバス業界の取り組み！

バス業界の未来に新たな風が吹いています。千葉市を拠点にするビィー・トランセグループと、地域の3人制バスケチームSAKURA FUNABASHIがタッグを組み、独自の働き方を提案するプロジェクトが始動しました。これにより、アスリートである選手たちがバスの乗務員として新たなキャリアを築く道が開かれています。

「アスリート採用」の取り組み

ビィー・トランセグループは、2023年5月から「アスリート採用」という新しい制度をスタートさせ、スポーツと仕事を両立できる柔軟な働き方を推進しています。この取り組みの背景には、一部のバス運転業務がシフト制で運営されていることがあり、選手たちが練習や試合に出る際の時間調整が容易に行えることがあります。また、バスの運行はチームワークで行われるため、運転士一人ひとりの責任が明確で、時間の管理がしっかりできます。

このモデルケースとして、SAKURA FUNABASHIから品川夏帆選手が選ばれました。彼女はAT限定免許から始まり、ビィー・トランセグループのサポートを受けて大型二種免許を取得。現在は企業の送迎バスの乗務員として活躍しています。

品川選手のコメント

品川選手は自身の成功を語り、アスリートと乗務員の新しいモデルとして活動できることに期待を寄せています。「バスの運転業務はシフト制であるため、練習や試合に参加しやすく、また大型二種免許は将来のキャリアにおいて非常に有益です」とコメントしています。彼女は、この取り組みが他の選手たちにも適用され、新たな就労の選択肢を与えることを願っています。

正社員保証の魅力

このプロジェクトの特筆すべき点は、選手引退後の「正社員保証」があることです。現役選手は「時短乗務員」として働きながら、練習や試合、遠征に対して柔軟に対応してもらえます。さらに、現役を引退した後も、通常の正社員として働き続けることができるので、生活基盤を安定させながらアスリート活動に集中できます。ビィー・トランセグループは、地域の公共交通を支える試みを持続可能に進めていく意向を示しています。

まとめと地域社会への影響

この取り組みは、地域の公共交通の充実と同時に、アスリートの生活向上にも寄与することが期待されます。SAKURA FUNABASHIが掲げる地域活性化と次世代育成の活動とも相まって、他の企業や団体への良い影響を与え、柔軟な働き方の普及が進むかもしれません。これからのアスリートたちが、新たなキャリアを選択できる日が待ち遠しいです。地域社会と選手が共に成長できる未来が広がることを願っています。