第20回アジア競技大会に向けたeスポーツ選考基準の発表
一般社団法人日本eスポーツ協会(JESU)は、2026年に愛知県名古屋市で開催される第20回アジア競技大会に関連して、eスポーツ競技の日本代表候補選手の選考基準を発表しました。この大会はアジアオリンピック評議会(OCA)が主催し、アジアの45の国と地域が参加する大規模なスポーツイベントです。全世界の注目を集める中、JESUは代表選手の選考を円滑かつ公正に進め、世界の舞台で日本のeスポーツ選手の競技力を高めることに努めています。
2026年9月に開催される第20回大会では、前回の杭州大会をしのいで11種目13タイトルのeスポーツが正式なメダル競技として導入される予定です。特に注目されるのは「Fighting Games」として知られる格闘ゲームのチーム制競技です。このカテゴリは複数の人気タイトルから構成されており、各種目の選考が進められています。
各タイトルの選考大会
Street Fighter 6
『Street Fighter 6』に関しては、国内の主要な大会や国際大会での成績を基に選手が選ばれます。具体的には、「CAPCOM Pro Tour 2025 ワールドウォリアー 日本大会」や「CAPCOM CUP 12」など、一連の大会で優秀な成績をおさめた選手が対象となります。そして、最終選考大会は2026年3月21日から22日にかけて「ASIA esports EXPO」で行われます。
TEKKEN™8とTHE KING OF FIGHTERS XV
同じく「Fighting Games」部門に含まれる『TEKKEN™8』については、2025年度の重要な国際大会および「TEKKEN World Tour 2025」が選考の基準として採用されます。一方、『THE KING OF FIGHTERS XV』では、アメリカで開催される「SNK World Championship 2025」において好成績を収めた選手が選考対象となります。
スポーツゲームの選考
さらに、スポーツゲーム『eFootball™』においては、家庭用ゲーム機とモバイルそれぞれから代表選手を1名ずつ選考し、2名でチームを構成して大会に出場します。具体的な選考方法については、2026年初頭からオンライン予選を行い、最終選考は「ASIA esports EXPO」で実施される予定です。
JESUの今後の取り組み
日本eスポーツ協会(JESU)は、アジア競技大会をはじめとする国際大会で日本代表選手の派遣に力を入れており、選手たちが世界で活躍するチャンスを拡大しています。また、eスポーツ競技のレベル向上と金メダリストの輩出を目指し、全力でサポートしています。このような取り組みを通じて、JESUは日本のeスポーツの未来を切り拓いていくことでしょう。
日本国内のeスポーツを振興し、選手たちが競技力を発揮できる場を提供するため、JESUはさらなる活動を展開しています。スポーツ精神の広がりと、次世代の選手の育成に貢献し、日本のeスポーツが国際舞台で一層注目を浴びることを期待しています。