ティアフォー、塩尻市での自動運転レベル4の運行実証実験を開始

ティアフォー、塩尻市で自動運転レベル4の実証実験を開始

ティアフォーは、長野県塩尻市において自動運転レベル4の運行許可を取得し、地域交通の革新に向けた新たな一歩を踏み出しました。このプロジェクトは、塩尻市、塩尻市振興公社、アルピコ交通、アルピコタクシー、アイサンテクノロジー、A-Drive、損害保険ジャパンといった各社との協力の下行われ、特定自動運行に関する重要な技術的な挑戦でもあります。

ティアフォーは2020年度から塩尻市で自動運転移動サービスの実現を目指しており、目標を掲げ、具体的な実施に向けた取り組みを進めてきました。そして、2024年10月には道路運送車両法に基づく自動運転システムのレベル4認可を取得しました。この運行許可により、指定された条件下で自動運転システムが完全に運転タスクを遂行できることが確認されたため、塩尻市の公道において自動運転サービスの実証実験を開始する運びとなりました。

実証実験の詳細

実証実験は2025年1月23日から2月7日までの期間中、ティアフォーが開発した自動運転対応の「Minibus」を使用して行われます。走行ルートは塩尻駅から塩尻市役所までの一般公道で、歩行者や一般車両が混在する環境での運行が予定されています。

期待される影響

今回の実証実験によって、ティアフォーは塩尻市内での自動運転レベル4の運行実績を積み上げることを目指しています。特に、地域における運転手不足といった交通の課題に対して効果的な解決策を提供し、将来的な自動運転サービスの実装へとつなげていく考えです。

ティアフォーとは

株式会社ティアフォーは、「自動運転の民主化」というビジョンのもと、世界初のオープンソース自動運転ソフトウェア「Autoware」の開発を推進しているディープテック企業です。自動運転システムの社会的な実装を進める一環として、自社のソフトウェアプラットフォームを提供し、さまざまな市場のニーズに応じたソリューションを展開しています。

Autowareは、そのエコシステムを通じて国際的なパートナーとの協力により、自動運転システムのさらなる進化を促進し、より良い社会の実現を目指しています。なお、AutowareはThe Autoware Foundationの登録商標です。