水戸ホーリーホックとネクスウィルが空き家問題解決に向け新たな取り組みを開始

水戸ホーリーホックとネクスウィルが協力！空き家相談窓口を開設

茨城県の地域問題である空き家の対策として、Jリーグクラブ・水戸ホーリーホックが株式会社ネクスウィルと手を組み、「ホーリーホックの空き家相談窓口」を設立することが決まりました。このプロジェクトは、地域内で空き家や共有持分の問題について相談に乗ることで、より多くの不動産が新たな利用者に結びつくことを目的としています。

茨城県における空き家問題

近年、茨城県では空き家の数が増加しており、2023年の調査によると、196,200戸にも上ります。この数は全住宅数1,390,900戸の14.1%に達し、全国平均をも上回っています。空き家の増加は、地域の景観や治安に悪影響を及ぼし、「景観不良」や「犯罪、放火、不法投棄」といったリスクを高めています。空き家は単なる住宅の問題にとどまらず、地域の課題として解決が求められています。

相談窓口の概要と役割

この新たな相談窓口は、水戸ホーリーホックの公式WEBサイトで運営され、クラブのスタッフが一次窓口となります。ファンやサポーターだけでなく、地域住民全体への啓蒙活動も行い、一件でも多くの空き家が次の利用者につながることを目指します。相談窓口は、2025年5月12日（月）にサービスを開始予定です。

代表からのコメント

ネクスウィルの代表取締役・丸岡智幸氏は、「水戸ホーリーホック様との連携が実現し、大変嬉しく思います」とコメント。地域に根ざした活動を展開している水戸ホーリーホックのネットワークを活かし、空き家に関する相談窓口を担うことで、今まで相談する機会がなかった方々にもアプローチできる可能性を感じていると述べています。空き家を放置することで地域に悪影響を及ぼす一方、適切に流通させることで新たな価値を見出すチャンスも秘めています。

水戸ホーリーホックを代表する小島耕社長もこの取り組みに賛同し、「我々のミッションは『人が育ち、クラブが育ち、街が育つ』ことであり、地域課題に取り組むことは非常に重要です」と強調します。また、過去にも農業や地域PR活動に取り組む中で、地域とクラブの関係性を深めてきた実績を持っています。