JBLの新たなフラッグシップスピーカー「Summit」シリーズ
世界規模で名を馳せるJBLの音響技術に、新たなフラッグシップモデルが加わります。2025年の冬、オーディオファンの期待を背負って誕生する「JBL Summit」シリーズ。第2弾として登場するのは、300mmの「Summit Makalu」と250mmの「Summit Pumori」の2機種です。
ジャイアント・オーディオブランドの伝統
JBLの歴史は1950年代にまでさかのぼり、これまで数々の伝説的スピーカーが世に送り出されてきました。例えば、「D30085 Hartsfield」や「D44000 Paragon」といった名機は、音楽の再生において新たな基準を設定しました。1980年代からは「Project EVEREST」シリーズが登場し、さらなる革新を見せました。これらのモデルは、音響技術の進化において他の製品にも影響を与え続けています。
Summitシリーズの誕生
2025年は、JBLが創立80周年を迎える年でもあります。この記念すべき年に、ブランドの技術を結集した「JBL Summit」シリーズが立ち上げられました。先行して9月に発売された「Summit Ama」に続く登場となります。
Summit MakaluとPumoriの特徴
「Summit Makalu」はヒマラヤの名峰にちなんだ名称を持つスピーカーで、300mm径のウーファーを搭載し、D2コンプレッション・ドライバーとHDI™ホーンによる3ウェイ構成が特徴です。音楽の奥行きを見事に表現し、低域の安定感と高域のクリアさが共存している設計です。
一方で「Summit Pumori」は、エベレストの娘とされる美しい山を想起させるデザイン。250mm径ウーファーを使用し、細やかな音のディテールを引き出すため考え抜かれた構成が施されています。中高域と低域の均整が取れたサウンドは、聴く人を魅了することでしょう。
独自技術による高音質
両モデルには独自のMultiCap™クロスオーバーネットワークが導入され、音楽信号の純度が向上しています。キャビネットはカーボンファイバーで強化され、不要な共振を排除するために繊細な構造が施されています。また、ハイグロス・エボニーの天然木突板仕上げが高級感を一層引き立てています。
プロダクトの技術的詳細
Summit Makaluの主な仕様
- - タイプ:300㎜径3ウェイ・フロアスタンディング型
- - ウーファー:JW300SC(300㎜径サンドイッチコーン)
- - 中域:JMW200SC(200㎜径サンドイッチコーン)
- - 高域ドライバー:D2830K(76㎜径D2コンプレッション)
- - 推奨アンプ出力:25~300W
- - 周波数特性:23Hz~32.5kHz
- - 価格:約330万円
Summit Pumoriの主な仕様
- - タイプ:250㎜径3ウェイ・フロアスタンディング型
- - ウーファー:JW250SC(250㎜径サンドイッチコーン)
- - 中域:JMW200SC(200㎜径サンドイッチコーン)
- - 高域ドライバー:D2815K(38㎜径D2コンプレッション)
- - 推奨アンプ出力:25~250W
- - 周波数特性:30Hz~32kHz
- - 価格:約220万円
オーディオショウでの体験
これらのモデルは、2025年10月17日から19日まで東京で開催される「2025東京インターナショナルオーディオショウ」に出展されます。ブースでは日本初のデモンストレーションが行われる予定で、これを機に多くのオーディオファンに広まることでしょう。ぜひとも、現地でその音質を体感してみてください。
JBLの未来
JBLは、屋内外のオーディオ市場で信頼される存在であることを目指し続けています。音楽の力で人々をつなぐため、今後も革新的な製品を提供していくでしょう。新たな「Summit」シリーズがその一翼を担っていくことになるのは間違いありません。