五線譜でボクシングを新たに記号化する「拳譜」
ボクシングの世界には、他のスポーツと異なり、未だに書き言葉が存在しません。その中で、音楽の世界の記号である楽譜に着想を得て考案されたのが、「拳譜(けんぷ)」です。これは、五線譜を使ってボクシングの動きを記述する新しい試みで、令和8年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業に採択されたプロジェクトの一部です。このプロジェクトは「SHEET BOXING:ボクシングには書き言葉がない」というテーマのもと、ボクシングの戦術や技術を座学で学ぶことを目指しています。
拳譜の必要性と魅力
ボクシングには、技術論以上に相手を騙す戦術の重要性があります。そのため、「拳譜」を使うことで、ボクシングを一層深く理解できるようになるのです。たとえば、パンチの動きやディフェンス、戦術を記述することで、まるで算数の問題を解くように理論的にボクシングを学ぶことができます。また、試合を肉体的な戦いとして捉えるのではなく、将棋の棋譜のように冷静に分析することが可能になります。
ワークショップの内容
2026年10月から2027年1月の期間中、日本国内で「拳譜で読み書きするボクシング戦術入門」というワークショップを実施します。このワークショップでは、ボクシングの基本的な動作や戦術に興味を持つすべての方を対象に、以下の内容を学ぶことができます。
パンチやディフェンス、ステップ、戦術をどう表現するかを学びます。
様々なボクシングの技をリズムやフェイントを使って表現します。
対戦譜を作成し、実際の試合を分析します。
各自の戦略を具体的に表現する方法を学びます。
各回は約60分で実施され、参加費用は無料です。特に中学生以下の競技者や、怪我をして実践練習ができない選手が参加する場合は優先されます。
参加方法と条件
ワークショップ開催にあたり、実施場所や広報活動に協力してくださる方を募集中です。また、個人だけでなく、ボクササイズジムなど運営法人の参加も可能です。興味をお持ちの方は、
こちらからお申し込みください。
日本全国を訪問しながら、ボクシングとアートが交差する新しい体験を提供するこのワークショップには、多くの方々の参加をお待ちしています。あなたも「拳譜」の世界に飛び込み、ボクシングの奥深さを共に学んでみませんか?