Casteeインドネシア進出
2023年11月3日、株式会社Casteeがインドネシアに初の海外拠点となる現地法人「PT. Castee International Indonesia」を設立しました。この動きは、同社が展開するTikTok Shopを中心にしたコマース事業の強化を目指しています。
インドネシア市場の魅力
インドネシアは、世界第4位の人口を持ち、デジタルコンテンツやソーシャルメディアが急速に進化しています。特に、スマートフォンの普及率は90%を超え、多くの国民が日常生活でSNSを活用しています。TikTokのユーザー数も世界で2位を誇り、若年層を中心に急成長を続けています。そのため、Casteeはこの地域におけるソーシャルメディアとEコマースの融合に着目し、現地法人を設立することにしました。
事業内容と今後の展開
Casteeは、インフルエンサーマーケティングのノウハウを活かし、日本のブランド及びインドネシアの現地ブランド向けに、コンテンツ制作から販売、顧客管理までの一連のサービスを提供します。また、現地の文化やライフスタイルに合わせた「共創型コマースモデル」も構築し、インフルエンサーとブランドが連携して新たな価値を創造することを目指しています。
さらに、ASEAN全域への展開も視野に入れ、OEM販売やローカル販売代行などのサービスも提供予定です。これにより、インドネシアを中心に、拡大する市場でのプレゼンスを高める計画です。
設立次期と所在地
新たに設立された「PT. Castee International Indonesia」は、2023年11月3日に設立されたばかり。所在地は、ジャカルタ南部のGandaria Cityで、企業活動を迅速に展開できる環境が整っています。
代表取締役の大竹慎太郎氏は、「当社は創業以来、海外進出を掲げており、これがその第一歩となります。コマース事業を基盤に、インフルエンサーとの共創モデルを市場特性に合わせて強化していく所存です」とコメントしました。
今後の戦略
Casteeは2025年度中にインドネシアで自社商品の販売やサブスクリプションモデルの導入を進め、現地のクリエイターとの共同で商品開発を行う計画です。また、日本のIPやコンテンツをSNSを介して現地に広める事業も視野に入れています。
このように、Casteeはインドネシアでの事業展開を本格的に進め、アジア全域に向けた挑戦を続けます。今後の進展に目が離せません。