群馬県初の新交通手段『ラクティボ』が地域の課題解決に挑む
群馬県前橋市を拠点に、株式会社上毛新聞社が新たな移動手段『Lactivo(ラクティボ)』を展開します。2025年11月1日から正式に販売を開始するこの次世代モビリティは、特にシニア世代の交通手段を考慮して設計されています。
『ラクティボ』とは?
ラクティボは、株式会社山田製作所が前橋工科大学と共同で開発した特定小型原動機付自転車です。家庭用電源から簡単に充電可能な電動モーターを搭載しており、安定した走行が可能です。運転免許が不要なため、特に免許を返納した高齢者にとって、安心して利用できる移動手段として期待されています。
この四輪電動モビリティは、時速12km/hの最高速度を持ち、ヘルメット着用が推奨されます。さらに、自賠責保険加入やナンバー登録が必要で、航続距離は約30キロ。充電は家庭用コンセントを使用し、6~8時間で満充電となります。販売価格は348,000円(税込)、カラーはホワイトとブラックの2色が用意されています。
群馬県の交通事情
群馬県は、全国で最も乗用車保有率が高い地域ですが、高齢者の免許返納率は低く、安全な移動手段の必要性が高まっています。シニア世代が安心して利用できる公共交通機関や移動手段の不足が課題となっており、ラクティボはこれに応える新たな選択肢を提供することが期待されています。
事業展開の詳細
上毛新聞社では、新聞広告をはじめとしたプロモーション活動や試乗会など多様なイベントを通じて、県内でラクティボの認知度を高める取り組みを進める予定です。特に、シニア向けのサロン参加者や地域のサークル活動を支援する団体とも連携し、地域密着型のマーケティングを展開します。
最初の販売拠点は前橋市に設けられ、将来的には上毛新聞を扱う新聞販売店を二次代理店として活用し、販売網の拡大を目指します。
今後のイベント予定
11月3日には群馬マラソンの会場でラクティボの実車展示を行う予定です。この機会に多くの方にその魅力を直接体験してもらいます。試乗会やシニア向け講演会も定期的に開催し、最新の情報は特設サイトで随時更新される予定です。
お問い合わせ先
ラクティボに関する詳細な情報やお問い合わせは、株式会社上毛新聞社営業局 開発部ラクティボ事業部(TEL:027-254-9945、E-mail:eigyo-kaihatsu@raijin.com)までご連絡ください。所在地は群馬県前橋市古市町1-50-21です。
地域のニーズに応えるために開発されたラクティボ。この新たな移動手段が、群馬県のシニア世代の生活をより豊かにしていくことでしょう。