ヤマハの金賞パッケージ
2025-10-07 12:08:11

ヤマハ管楽器エントリーモデルの包装がPentawardsで金賞受賞

ヤマハ管楽器のエントリーモデル用の梱包箱がPentawards2025で金賞を受賞!



音楽の楽しさを届けるヤマハの管楽器エントリーモデル用の梱包箱が、世界的に権威のある「Pentawards 2025」で金賞に輝きました。この受賞は、デザインとサステナビリティへの取り組みが高く評価された結果です。

この「Pentawards」は、2007年に設立され、パッケージデザインの国際的なコンペティションです。これまで19年間にわたり、95か国以上から36,000件を超える応募が寄せられ、最も優れたパッケージが選ばれています。ヤマハとしては初めての参加であり、受賞自体も初めてとなります。

受賞作品の概要


受賞が決定した梱包箱は、ヤマハの管楽器エントリーモデル、つまり初級者向けの楽器に合わせてデザインされています。具体的には、トランペットYTR-2330、フルートYFL-212、クラリネットYCL-255、アルトサクソフォンYAS-280、テナーサクソフォンYTS-280などが対象です。これらの梱包箱は、再設計され、従来のデザインを刷新したものです。

デザインの理念は、製品が持つ価値と魅力を消費者に直感的に伝えることです。たとえば、外装には楽器が半透明のアクリルケースに収められているかのようにぼかしの技法が用いられ、開封前の期待感を演出しています。楽器を手にした瞬間の感動は、このパッケージが重要な役割を果たします。

デザインとサステナビリティ


デザイン刷新の背景には、環境負荷低減という観点があります。梱包箱には、水性インクを使用したフレキソ印刷が採用され、従来のオフセット印刷からの移行がなされています。これにより揮発性有機化合物(VOC)や廃水の発生が抑えられ、印刷面積も約1/10に削減されました。また、インク使用量と印刷にかかる時間も大幅に減少しています。

さらに、再生紙を100%使用したデザインへと変更され、環境への配慮が一層強化されました。これらの取り組みは、顧客にもしっかりと伝わるものであり、ブランドの価値向上にも寄与しています。ヤマハの梱包箱は、ただの入れ物ではなく、楽器への愛着を高める重要な「出発点」となるのです。

ヤマハのコメント


楽器事業本部の坂本仁部長は、この金賞受賞について「デザイン力が評価されたことを嬉しく思います。今後も顧客に感動を提供する製品開発に努めていきます」とコメントしました。また、デザイン研究所の川田学所長は「社会の価値観の変化を受け、新たなデザインの創造に挑戦しています」と語っています。

この改良された梱包箱は、多くの初めて楽器を触れる人々にとって、楽器との最初の出会いを演出する重要なアイテムです。ヤマハは、これからも創造的な解決策を模索し、より良い製品づくりを目指していくことでしょう。

まとめ


今回の受賞は、特にデザインコンセプトの進化、そして環境維持の取り組みといった、未来へつながる重要な一歩となります。ヤマハの管楽器は、その品質だけでなく、持続可能な価値を持つパッケージデザインによって、さらなる魅力を増すことでしょう。未来の音楽シーンにおいて、ヤマハは常に革新的な役割を果たし続けます。


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