朗読劇『私をドルシネアと呼んだ男』の魅力
2026年1月30日、神戸の西神中央ホールで特別な朗読劇が上演されます。この作品、タイトルは『私をドルシネアと呼んだ男』。なんと、元宝塚歌劇団のトップスター鳳蘭と、歌舞伎界の若き逸材尾上右近が共演し、新たな『ドン・キホーテ』をお届けします。
本作は、ミゲル・デ・セルバンテスの名作『ドン・キホーテ』をもとにした物語で、演出を務めるのは戸部和久氏。新たな視点であるドルシネアの目線から描かれ、彼女が抱える感情や葛藤に焦点が当てられます。これまで『ドン・キホーテ』の物語は主に主人公の騎士ドン・キホーテに目を向けられてきましたが、本作ではその影に隠れがちだったドルシネアに光が当てられることで、観客は全く異なる視角でこの作品に触れることができます。
主演キャストの魅力
鳳蘭
兵庫県神戸市出身の鳳蘭は、1964年に宝塚歌劇団に入団し、以後星組のトップスターとして多くの舞台を彩りました。彼女はその美しい容姿と歌唱力で、多くのファンを魅了しています。また、彼女はミュージカル界での活躍も著しく、多数の名作に出演してきました。彼女の経験が新たなドルシネア像を生み出すことでしょう。
尾上右近
一方、尾上右近は東京都生まれで、歌舞伎界の新星。彼は若い頃からその才能を発揮し、数々の舞台で主演を務めてきました。また、映画やドキュメンタリー、エッセイの執筆など、表現の幅を広げています。特に歌舞伎の古典作品においては、観客を引き込む力を持った演者としての評価が高いです。彼の新しい挑戦としてのドン・キホーテ役は大きな注目を集めています。
音楽担当のICCOU
さらに、ライブパフォーマンスでの経験豊富なギタリストICCOUが音楽を担当しています。彼のフラメンコスタイルのギターは、物語の情熱と重厚感を引き立てる重要な要素です。タレントやミュージシャンとのコラボレーションで培った音楽的な感性が、朗読劇の世界観に新たな息吹をもたらすことでしょう。
体験する朗読劇
朗読劇という形式は、観客との対話を生み出します。出演者たちの生の声を通じて、物語に深く入り込み、観客は共に感情の旅を経験することができます。作品は理想と現実の交錯を描いており、聴く人々に多くの共感を呼ぶことでしょう。
詳細とチケット情報
この特別な朗読劇は、2026年1月30日に西神中央ホールで開催されます。開場は15:30、開演は16:00です。チケットは神戸市民向けの特別割引があり、一般料金は5,500円、神戸市民特別割引は4,500円です。また、チケットの予約は2025年12月17日から開始されますので、早めの確保をお勧めします。
アクセスと開催地
西神中央ホールは、神戸市西区に位置し、アクセスも便利で多くの人々に親しまれる場所です。このホールでは地域に根ざしたさまざまな文化活動が行われ、今後とも多彩なジャンルでのイベントが期待されます。
参加を通じて新たな文化体験を感じ、素晴らしいパフォーマンスに浸る機会をお見逃しなく!公式HPもぜひチェックしてください。