角川文庫『怪談・奇談』が再版!島田秀平氏が推薦
株式会社KADOKAWAが、名著『怪談・奇談』の121刷目を重版することを発表しました。初版が1956年であるこの作品は、長い間、多くの読者に愛され続けてきました。今回は、特別にオビに島田秀平氏の推薦文が掲載されています。「今、読んでもめちゃくちゃ面白い!ぜひ「お怪談の世界」をお巡りください」という言葉は、読者に新たな楽しみを約束するものです。
この本は、ラフカディオ・ハーンの作品で、日本の古典的な怪談を新たな形で表現しています。「耳なし芳一の話」や「ろくろ首」、「雪おんな」といった著名な作品の数々は、今でも多くの人々に震えをもたらす幽霊物語として知られています。特に『耳なし芳一の話』では、盲目の琵琶法師の痛ましいエピソードが描かれており、読者に深い感情を呼び起こさせます。
充実の内容
『怪談・奇談』は全体で42編から成り立っており、怪談だけでなく奇談も楽しめるのが魅力。耳で聞く楽しみだけでなく、心の底から恐怖を感じながら読めるこの作品は、まさに文学の醍醐味を体現しています。また、作品の多くは日本の伝説や民話を基にしており、日本文化に根ざした深い洞察も伺えます。
ハーンの人生と作品
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯は、興味深い物語です。ギリシャで生まれ育った後、彼はアメリカへ渡り、様々な国を旅してきました。日本に来た際には、その文化と人々に強く惹かれ、1896年には帰化し、小泉八雲の名前を名乗ることになります。彼の作品は、英米文学の視点を交えながら日本の心を伝え、多くの読者を引きつけています。
見逃せない作品です
現在も進化を続ける日本の怪談文化ですが、『怪談・奇談』はその基盤を築いた作品の一つです。📚 748円というお手頃な価格で再版され、本を手に取る機会が多くの人に訪れることでしょう。
興味がある方はぜひ、書店で手に取ってみてください。普段の生活から一歩踏み出し、異次元の恐怖を体験できることでしょう。恐怖の世界を堪能しつつ、ラフカディオ・ハーンの独自の世界観を感じてください。そんな魅力的な作品が久しぶりに登場したこの機会をお見逃しなく!
書誌情報
- - 書名: 怪談・奇談
- - 著者: ラフカディオ・ハーン
- - 訳者: 田代三千稔
- - 定価: 748円(本体680円+税)
- - ISBN: 9784042120018
長年の名作が再度世に出るこの機会、ぜひ多くの方にこの『怪談・奇談』を楽しんでいただきたいと思います。