『文學界』2026年2月号の魅力
2026年の幕開けを飾る『文學界』の2月号が、1月7日に発売されました。この号は文学愛好者にとって見逃せない内容が盛りだくさんです。特に注目すべきは、数々の新連載や特集記事の数々です。
新たな創作と連載
まず、創作には李琴峰さんによる「紫陽花が散る街」、小林エリカさんの「いろんなことあったよね」、大濱普美子さんの「スポンジケーキ・キッチン」という作品が掲載されています。中でも李琴峰さんの作品は、彼女の前作「彼岸花が咲く島」から5年の時を経て、より深いテーマに迫る衝撃作となっており、読者に強いメッセージを届けています。
新連載では、濱野ちひろさんが性暴力からの回復をテーマにした「回復について」を始め、非常にデリケートなテーマを扱いながら、力強いメッセージを展開しています。また、三好愛さんによる「そもそもすむすむ」は、築30年の戸建てを取得したイラストレーターが「住」について考える新たな視点を提供します。
特集「熊を考える」
特集コーナー「熊を考える」では、昨年の「今年の漢字」にもなった「熊」をテーマにした7名の著者によるエッセイが登場します。河﨑秋子さんはリアルとイメージの中の熊について探究し、尾崎世界観さんは私たちの日常に寄り添う熊との関係を描き出します。他にも、奈倉有里さんや久栖博季さんがそれぞれの視点で「熊」についての考察を展開し、非常に興味深い内容となっています。
ルポ「新年麻雀歌会」
また、東直子さん、穂村弘さん、服部真里子さん、上坂あゆ美さんが参加する「新年麻雀歌会」のルポも魅力的です。熱い対局と共に繰り広げられる短歌の世界は、2026年を迎えた文学シーンに新たな息吹を加えています。
他の注目記事
さらに、関口涼子さんによる自己翻訳の講演や、鹿島田真希さんのオペラに関する評論、漫画の連載なども充実しており、多様なジャンルの作品が楽しめます。特に、津野青嵐さんの最終回「ファット」な身体は、読者に深い思索を促す内容です。
書誌情報
この号の表紙は守山友一朗さんの作品が飾っており、視覚的にも楽しめる仕上がりになっています。『文學界』の公式サイトで詳細をチェックして、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
- - 書名:『文學界』
- - 発売日:2026年1月7日(水)
- - 判型:A5判
- - 定価:1200円(税込)
- - 雑誌情報
文学の新たな波を感じる『文學界』2026年2月号。新しい視点や洞察が多く含まれた一冊を是非お楽しみください。