青学大・原晋監督が大相撲初場所にゲスト解説
新たなテレビ体験を提供する「ABEMA」にて、大相撲初場所の11日目が開催され、そのゲスト解説として青山学院大学陸上競技部男子長距離ブロックの監督、原晋さんが登場することが決定しました。彼の解説は、1月22日(水)に生放送され、元関脇・嘉風の中村親方と共に番組を盛り上げます。特に、原監督は自身の育成論を交えた興味深い解説を展開し、視聴者の胸を躍らせることでしょう。
原晋監督の人生のターニングポイント
原監督は、青山学院大学における指導経験を通じて多くの喜びと悔しさを味わってきました。特に、彼の監督就任初年度にあたる第85回箱根駅伝予選会で、33年ぶりの出場決定が告げられた瞬間は、人生の中でも最も感動的だったと語っています。この瞬間こそ、彼が積み上げてきた努力の結晶であり、夢が現実となった瞬間でした。
一方で、最も悔しかった瞬間は第95回箱根駅伝での敗北です。この大会では、5連覇を目指すという万全の準備を整え、様々な大会での優勝経験も背負って臨んでいたため、その結果には大きなショックを受け、今でもその悔しさが忘れられないと述べています。相撲界にも多くの教訓があると指摘し、自身の経験を通じて若手力士の育成に挑戦したいと熱意を見せています。
独自の育成論を展開
原監督は、もし自ら相撲部屋を立ち上げることになった場合、日本人横綱を5年以内に育てることを目指すと宣言しています。そのために必要だと考えているのが、優秀な人材のスカウト活動です。特に、陸上競技で成功を収めた選手に目を向け、彼らの肉体的な能力を活かすことが重要だとしています。
加えて、伝統的な稽古方法にフィジカルトレーナーとの協力を取り入れ、効果的な体幹トレーニングを導入することを提唱しています。力士たちを体重や体格に応じてグループ分けし、それぞれの特性に適した練習を行う環境を整えることで、力士たちの能力を最大限に引き出すことができると考えています。また、複数の土俵を設け、同時に多くの稽古を行える体制を整えることで、力士たちの成長を促す姿勢を示しています。
ABEMAの新しい試み
「ABEMA」では、大相撲の生中継のみならず、視聴者が楽しめる多彩なコンテンツを用意しています。特に、本場所中に行われる「ABEMA大相撲センター試験」では、毎日出題される問題を解くことで視聴者の力量が試され、正解数によって番付が決定されるユニークな企画があります。こうした楽しみ方を通じて、伝統のある相撲をより身近に感じてもらいたいという思いがあります。
「ABEMA」での大相撲中継は、新しい試みを取り入れながらも、古き良き伝統を守り続ける姿勢が際立っています。ぜひ多くの方にその魅力を体感していただきたいです。
番組情報
大相撲の魅力と原監督の思いが詰まったこの番組は、伝統と革新が融合したひとときを提供します。