夏フェスの新潮流
2025-07-17 11:15:09

夏フェスの未来に迫る!若者の「映像派」と「生派」調査結果

日本の夏、各地で情熱的な「夏フェス」が開催されています。今年も数多くのアーティストたちが観客を熱狂の渦に巻き込んでいます。しかし、ここ最近の異常な暑さは、若者たちの夏フェスへの参加意識にも影響を与えているようです。

マーケティング情報サイト「放課後NEWS」が実施した調査によると、全国の15歳から20歳の若者のうち、15.4%が「ライブは映像で見たい」と回答しました。この背景には、暑さへの懸念や熱中症のリスクが大きいようで、多くの若者が自分の体調を守ることを重視していることが浮かび上がります。

報告書では、多くの若者が「暑いから」「熱中症になりたくないから」といった考えから、ライブに行くことをためらう理由になっていると指摘されています。意中のアーティストのパフォーマンスであっても、それすらも我慢してまで生で見る選択肢を避けてしまうのです。さらに「映像なら良いアングルで見られる」とか「生で遠いより近くで見たい」といった意見も目立ち、映像での視聴の優位性が示されました。実際、映像であれば、いつでも何度でも自分の好きな角度から楽しめるという利点も大きいのです。

また、若者たちの中には「人混みが苦手」「入退場のストレスがあってライブに行きたくない」という声も多く聞かれました。特に、大型フェスでは一斉に人が動く様子が厄介で、そのために参加を躊躇するケースもあるのです。しかし、興味深いのは、その一方で84.6%の若者は「生で見たい」と答えているということです。

このグループの意見を聞くと、圧倒的な迫力や熱量、臨場感を感じられることが生のライブの魅力だと実感しているようです。「生歌を聞くことこそが特別な体験」と感じる若者は少なくありません。生演奏から直接受ける音の振動や、その体験そのものがデジタルでは得られない価値として評価されています。「音が生だとやっぱり良い」と感じる人が多いようで、特に音楽を身体で感じられることの喜びが彼らにとって重要な要素となっているようです。

今回の調査からは、若者たちの音楽ライブに対する意見が分かれる中、新しさと伝統の狭間で揺れ動く夏フェスの姿が見えてきます。生の体験が持つ価値を重視する一方で、安全面や快適さも無視できないという二つのニーズが共存する時代に突入しています。さらに詳しい調査結果やデータは、「放課後NEWS」のサイトにて公開されていますのでぜひご覧ください!


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